17世紀の白兵戦 白兵戦(はくへいせん、英: close combat,melee)は、「白兵[1]」、すなわち白刃(刀剣などの武器)で戦う兵士・歩兵による近接戦闘を指す。 現代では、これに合わせて近距離銃撃戦・格闘戦も一体として認識され、距離によってCQBやCQCに分類される。 語源[編集] 白兵とは、白刃(刀や剣、槍、銃剣、ナイフなどの近接戦闘用武器の総称)で近接戦闘を行う兵士を指す。 弓矢や投石器などの射撃武器、投擲武器を用いる遠戦の対義語であり、近代戦においては火器を用いた火戦の対義語となる。 日本語の「白兵」・「白刃」は、明治初年に日本陸軍がフランス軍の歩兵操典を採用したときに、フランス語の arme blanche(白刃、刃物)の翻訳から生まれたとされる。 歴史[編集] ユーラシア大陸各地では、遠戦を戦闘の主体とする地域が多かったが、中世ヨーロッパにおいては白兵戦を重んじる文化