裁判の証言台に証人として立つ人は、通常聖書の上に手を乗せて「私は嘘をつきません」という宣誓をするしきたりになっています。アメリカ大統領の就任演説の時にするやつと同じです。 カナダの場合、いろんなところからの移民がいるので、キリスト教聖書の上に手を置いて宣誓することに抵抗を感じる人が少なくないんだそうです。宗教の自由が認められている国なので同様の宣誓ができれば聖書でなくても、ハムラビ教典や、仏教の経典でもいいそうです。それどころか、宗教とはまったく関係なくても、自分が「嘘をつきません」という宣言をすることができるものなら何でもいいそうです。 たとえば・・・ これは実際にあった話ですが、 バンクーバーにある州裁判所の窓ガラス(といっても厚さ1センチ、高さ2メートルです)を割って、それで宣誓をしたという事実(ガラスの修理費用は州裁判所持ちだそうです)や、生きた鶏の首を切断して流れ出る血に虚偽の発