2011年10月16日のブックマーク (2件)

  • 1407 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    もう少し番外録を綴っておく。 今夜は高村薫だ。東北のリア王の顛末だ。 6年前の小説だが、なぜとりあげるかといえば、 高度成長期から原発設置に転じていった政界と産業界が、 いま、福島第1原発事故の前で まさに、あからさまになりつつあるからだ。 その一方、日々報道される 被災地の光景と被災者の言葉は、 その片言隻句さえドストエフスキーなのである。 ◆椀コ、南昌、東根の、氷霧あえかのまひるかな。 (宮沢賢治「岩頚列」) 東北。みちのく。アラハバキの国。 古称は陸前・陸中・陸奥・磐城・岩代である。そのうちの陸前・陸中・陸奥が三陸になる。ときに奥羽地方とも呼ばれてきた。かつて奥羽は陸奥と出羽をさしたが、いまでは東北同様に、青森・岩手・宮城・福島・秋田・山形の6県をさす。 赤坂憲雄君がここを広域の拠点にして「東北学」を立てた。東北自体の風土と記憶と民俗によって東北を語る。東北自身はたんなる“北の大地”

    1407 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
  • asahi.com(朝日新聞社):旧日本軍、中国で細菌戦 陸軍の極秘公文書に記述 - 社会

    印刷 細菌戦を行ったとして記されていた場所と「効果」掲載されていた細菌作戦の一覧表=陸軍軍医学校防疫研究報告第1部第60号「PXノ効果略算法」から  旧日陸軍が1940〜42年、中国で細菌兵器を使用していたことを示す陸軍軍医学校防疫研究室の極秘報告書が見つかった。細菌兵器の使用は93年に見つかった陸軍参謀の業務日誌にも記述があるが、細菌戦に直接携わった研究室の公的文書でも裏付けられた。  旧日軍の細菌戦については中国人遺族らによる損害賠償訴訟で東京地裁、高裁とも事実と認定したが、日政府は「証拠がない」との見解を示している。  この文書は「陸軍軍医学校防疫研究報告」のうち第1部の「PXノ効果略算法」。市民団体「731・細菌戦部隊の実態を明らかにする会」(事務局・東京)のメンバーが、国立国会図書館関西館(京都)で見つけた。 関連リンク中国の731部隊跡地に謝罪の碑 日人の募金で設置(7