2012年6月10日のブックマーク (1件)

  • がん攻撃のT細胞をiPS細胞から作製…東大研 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    あらゆる細胞に変わる能力を持つ、人間のiPS細胞(新型万能細胞)から、がんやウイルス感染細胞を攻撃する、免疫系のT細胞を作り出すことに、東京大学医科学研究所が成功した。 T細胞は最初は攻撃能力がなく、様々な異物と遭遇しながら能力を獲得する。今回、エイズ患者のT細胞からiPS細胞を作製、そこから再びT細胞を作ったが、細胞の状態が激しく変化する過程を経ても、T細胞は攻撃能力獲得前に戻ることはなかった。T細胞を効率的に作製し、がんやエイズの免疫治療に道を開く成果で、横浜市で開かれる日再生医療学会で14日に発表する。 医科研の金子新(しん)助教らは、細胞を変化させる独自の培養法を開発。できたT細胞の遺伝子を調べ、攻撃能力を保持していることを確認した。今後、動物実験で、作製したT細胞を使った治療効果を確かめるという。