Linuxを襲う不正アクセスを水際で止めるセキュリティ機構「SELinux(エスイーリナックス)」。Linuxのアクセス制御とは別の防御壁として動作し、組み込みからクラウドまで幅広く浸透しています。あらゆるデバイスがインターネットにつながるIoT時代に避けては通れない技術の一つです。SELinuxを使いこなすための知識を基礎から解説します。 「インストール後にすぐ無効」はなくせるか、SELinuxのこれから 「IoT時代の最新SELinux入門」連載も今回が最後になります。連載の最後に、SELinuxの現在の開発の状況と、今後どのような方向に開発が進んでいくのかを過去の例から考えてみましょう。 2017.08.24 新たな脆弱性、SELinuxで守れるかテスト 前回はSELinuxの機能を利用したドメインを作成し、制御する方法を紹介しました。この際、ポリシーを追加し、許可の要/不要を吟味し
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