バハマ沖を泳ぐイタチザメ。イタチザメは死骸を探す名人で、特に視覚と嗅覚が優れている。(PHOTOGRAPH BY BRIAN J. SKERRY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) イタチザメは熱帯の海を代表する捕食者だ。体長4.5メートルを超えるどう猛なサメで、ウミガメからゴムのタイヤまで、何でもむさぼり食う旺盛な食欲の持ち主でもある。(参考記事:「海のハンター イタチザメに会いたい」) 最新の研究によれば、そのイタチザメの子どもは、さらに奇妙なものを食べるという。裏庭でよく見かける鳥たちだ。 研究リーダーのマルクス・ドライモン氏がこの事実を発見したのは2010年。メキシコ湾の調査プロジェクトで小さなイタチザメを捕まえたときのことだ。(参考記事:「サメが鳴き鳥を捕食、メキシコ湾岸」) 米ミシシッピ州立大学で海洋漁業の研究を行うドライモン氏は「体の大きさと重さを測定するた