言葉がまとまらない夜。 打ち込んでは削除し、打ち込んでは削除する。 そんな繰り返しで1時間は過ぎている。 そこまでして伝えることか。 もう一人の自分がしばしば問いかけてくる。 勿論、その必要はない。 けれど書くことをやめてしまえば、何も書けなくなるような気がする。 だから書くことに拘るのさ、と答える自分がいる。 更新は義務ではない。 多くの人がそう諭し、記事を寝かすことを勧める。 読み応えのある文章などそうそうお目にかかれるものではなく、まして日々更新し続ける文章など読むに堪えないものも多い。 であるなら何故、私は書き続けるのか。 自分自身の為? それとも、一握りの読み手の為? 否、誰の為でもない。 あくまで自分自身と対峙しているのだ。 それ故時に吐き出した言葉が誰かを傷つけたり、深く悲しませることがあっても、自身の言葉を取り下げることはまずない。 より文