水際対策を人間に託している事の理解 この1年だけでも日本年金機構、早稲田大学、東京商工会議所、石油連盟などで大きな被害があった「標的型サイバー攻撃」でまた一流企業が被害に遭いました。 普段、取引のある顧客を装っての侵入で何の疑問も持たずにクリックしたのでしょうか? それとも、似たように顧客を装ってのアクセスにはこれまでにも遭遇していたにもかかわらず「つい開封」したのでしょうか? 「何故?」とも思われ事が多くあるのですが、そこは人間が行う事であり、機械と全く違うものであることを改めて認識する必要があります。 一方、現在の不正アクセスの侵入防止対策は、機械による侵入の防御とその防御を巧妙にかいくぐって侵入したものを人間が見つけて対処する事を基本しています。 いわゆる「水際作戦」を人間に託していることになり、このことを社員一人ひとりに認識させる事と人間一人ひとりの能力だけに頼るのでなくチーム力で
