写真やグラフは本文で説明します。 フランスの駅にはトイレがない!? 始発の電車に乗って90分。多少の怖い思いをしながらも(→前回)、僕らは終点の駅シュブルーズに着いた。この町に、マリーヌの母パスカリーヌと弟ピエールが住んでいる。時刻は7時30分、まだ外は真っ暗だ。パリは日本より緯度が高いので、日の出も遅いのだろう。せっかく着いたというのに、まだ景色を見ることができないなんて、なんと残念だのだろう。 それにしても寒い。僕は寒がりだ。コートを着込んではいるが、もっと服を持って来れば良かったと後悔した。ヒートテック・長袖・フリース・コート、この4枚では全く足りない。ぶるぶる。このくらい寒いと、とてつもなくトイレに行きたくなる。僕の膀胱はものすごく短気なので、溜まった水をすぐに発散しようとするのだ。 「ねえ、トイレどこ?」 「もう!また!? 空港で3回も行ったでしょ?」 「仕方ないよ、この膀胱が小