私はよく本を買う。しかし買うばかりでは、部屋が本だらけになってしまう(実際、そうなっているのだが‥)。よって、ときどき本を処分していく必要がある。 「この本は捨てよう」と決断するには、ちょっと気合がいる。読もうと思って買った本だから、読んでいなかったり、読みかけのまま捨てるのは、やはり惜しい。しかし、本という物体を保有しつづけることには、コストがかかる(主に占有空間のコスト)。本を保有しているかぎり、そのコストはずっとかかりつづける。だから、あまり活用できていない本は、その未練を断ち切って、「損切り」しなければならない。 しかし、本を捨てる効用は、保有コストを減らせるというだけではない。 - 自分にとって必要なもの、興味あるものの「棚卸し」ができる - それに優先順位をつけることを強いられる といった効果もある。 自分が何に興味を持っているのか、その興味の分布が、持っている本の顔ぶれに反映