「一時は0−2になったが、そこから同点に追いつき、決定機も3、4回は作った。選手たちは憶病にならず前に出て、点を取りにいってくれた。最後は相手のスーパーゴールです。昇格の可能性はゼロになったけれど、誇らしい気分。応援してくれたサポーターにも感謝したい。こういった大きなものが懸かった試合を落とすと勝負弱いとよく言われるものですが、その考えにはくみしません。そんな簡単な言い方は選手に対して礼を失している。勝負はこんなものですよ。もしその点を聞きたいというなら、この場でわたしが選手の代わりにすべて答えましょう」 と、川勝監督は記者会見室を見渡した。また、この試合でも発揮された驚異的な粘り腰については、こう話した。 「選手の持っている力に加え、支えてくれるサポーター、スポンサー企業、存続のために動いてくれた人々、すべてに感謝してプレーできている。それがチームワークの源であり、失点してもあきらめ