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ブックマーク / ameblo.jp/kyupin (7)

  • 『J1札幌のFW、ジェイ選手がてんかん発作で倒れる』

    先日、サッカーのJ1、北海道コンサドーレ札幌のFW、ジェイ選手が練習中にてんかん発作で倒れるというニュースがあった。彼は随分前からてんかん発作を抑えるため服薬しており、その日は薬を飲み忘れたという。 人は「アスリートとして隠している人もいるかもしれないが、僕はすべてを明かした上で、これからも選手として続け、同じ病気を持つ人に希望を与えられるような活動もしていきたい」と話していた。 このように精神科あるいは神経内科の疾患を告白することで疾患を理解してもらうという姿勢はかなり前からある。過去ログの「星新一」では、以下のように記載している。 子供の頃、星新一のエッセーを読んでいたとき、睡眠薬を服用して眠る話が出てきた。うろ覚えなのだが、寝る前に睡眠薬を服薬してだんだん眠くなってきて、ああこれで眠れる、などと思っているうちに眠りに落ちてしまうという。彼は睡眠薬なしでは絶対眠れないらしい。 この話

    『J1札幌のFW、ジェイ選手がてんかん発作で倒れる』
    iroika
    iroika 2017/11/28
  • 『患者さん向けパンフレット「大人の発達障害ご存知ですか?」』

    今回はイーライリリー社による患者さん向けのパンフレットの最新版「大人の発達障害ご存知ですか?」。 今なら、精神科病院やクリニックで希望すれば貰えると思う。(2015年2月版なので) イーライリリーはストラテラを発売しているが、これはADHDに限られているため、今まではADHDのパンフレットが多かった。今回は、広く、自閉性スペクトラムも紹介されている。 最初はADHDから。 ADHDの部分は前回のパンフレットと内容がかぶっている。 このページの後半では「ADHDの対応」が記載されている。(環境調整の例など) 自閉性スペクトラムについて。 一般的な内容なので、患者さんやその家族には有用ではないかと。 自閉性スペクトラムという用語が使われているのは、DSM5で、アスペルガー症候群などがこの自閉性スペクトラムにまとめられたことによる。 自閉性スペクトラムの対応についても触れられている。 イーライリ

    『患者さん向けパンフレット「大人の発達障害ご存知ですか?」』
  • 『ADHDの正しい理解と対応のために(本人、家族向け冊子)』

    イーライリリーによるADHDの一般向け冊子。わかりやすく疾患について説明。これは表紙である。 目次。 はじめに。 疾患について啓蒙的な内容から。 どのような症状が起こるのか、子供と大人に分けて説明されている。 職場や学校での症状の起こり方など。 家庭での症状。 人間関係について。 ADHDに関する脳の構造や機能的な説明。 ADHDの治療の重要性や意義。 治療の流れ。 環境調整。人向け対策。 薬物療法について、できるだけ簡単に説明されている。この冊子が出た当時、日では大人のADHDに対する適応はストラテラしかなかった。したがって、1剤だけ認められていると記載されているが、今はコンサータも適応が認められている。 ストラテラはイーライリリーだが、コンサータはヤンセン・ファーマによる。 この冊子は、一般向けなので、薬物治療についても具体的に薬剤名は出てきていない。公共性を持たせているからだと思

    『ADHDの正しい理解と対応のために(本人、家族向け冊子)』
  • 『リフレックスはなぜ不安に効くのか?』

    リフレックス(レメロン)は4環系抗うつ剤と呼べる構造式を持ち、タイムマシンで過去からバージョンアップして現れたような薬物である。作用メカニズム的にはテトラミドに似ている。4環系がどれも眠い薬だったこともそっくりである。(リフレックス=ミルタザピン) 大きな疑問点は、テトラミドが不安感に効果がほとんどなかったことに比べ、リフレックスは不安感にも有効であることであろう。これはいかなるメカニズムでそうなるのであろうか? リフレックスの作用機序はSSRIなどの再取り込み阻害作用に比べ複雑である。これは普通に書くと読者の皆さんには全然わからないと思うので、このブログ風にできるだけわかりやすく解説したい。 まずテトラミドの作用機序、(過去ログより) テトラミドは、従来型の抗うつ剤とちょっと変わったメカニズムで抗うつ効果を発揮する。テトラミドは、モノアミンの再取り込み作用を持たず、シナプス前α2受容体遮

    『リフレックスはなぜ不安に効くのか?』
  • 『初対面の人には話せるんです』

    広汎性発達障害系でさほど消極的でない人々は、診断以内、以外も含め、わりあい初対面の人には普通に話せる傾向がある。もちろん自閉性が強く、人と目を合わせられないような人や、全く外出できないような人はその機会がない。 例えば、行きつけのデパートや繁華街のお店では、自然に店員さんと話していることがある。また「私は内向的ではない」と言うやりとりの中で、人からそういう話題が出てくることもある。 初めての人には普通に話せるんです。 つまり、良く知らない人には外交的なのである。厳密に言えば、初対面の時は少し対人緊張がある人もいる。これは彼らが社会不安障害を伴うことがあるから。 しかし、2~3回目以降は緊張が取れて自然に話せるようになる。これは店員・顧客くらいの関係でいる限り、それ以上の親密な人間関係にならないことがポイントである。このケースでは関係が悪くなることは稀である。 それに比べ職場では、仕事上の

    『初対面の人には話せるんです』
  • 『○○さんが良くなったみたいなので同じ薬を下さい』

    患者さんにはネットワークがあるようで、時々、ある薬が評判になる。例えば、 ○○さんが良くなったみたいなので私も同じ薬を下さい。 などと言われたりする。しかし、薬には個人差があり、その薬が万人に良いわけではない。だいたい2人は診断が異なったりする。 当たり外れが大きい薬はどうしても慎重になる。それでもなお、長期間診ている人で人が強く希望するものをどうしても処方できないなどとは言いにくいものだ。 うつ状態の人で、初めて飲んで これはいい! と実感される薬は限られている。つまり早期に自覚症状を改善し、抗うつ効果の発現が極めて早い薬物である。(翌日には良くなっているような薬) ① ブプロピオン ② ラミクタールの少量 ③ エビリファイの少量 ④ ルーランの少量 特に上記の①と②は抜けている。もちろん合わない人はそうならない。また効き方、量、効果の発現のスピードにも個人差がある。 今、思ったのだが

    『○○さんが良くなったみたいなので同じ薬を下さい』
    iroika
    iroika 2010/06/14
    「薬どころか精神疾患自体が不公平にできている」
  • 『抗うつ剤は効いて来るのに本当に3ヶ月必要なのか?』

    最近、NHKや民放で「うつ」と薬物治療についてのドキュメンタリーが立て続けに放映された。僕はリアルタイムでは観ておらず、気が付いたときにDVDレコーダーのハードディスクに予約録画しておいた。 だから、放映されたすべての番組は録画していない。最近になり、まとめて観たが、1つの話題としてSSRIが暴力行為の原因(誘因?)になることが挙げられていた。 まあそういうこともあるが、ああいう放映の仕方だと、SSRIはあまりにも危険な薬であるとユーザーに変な偏見を持たれるような気がした。あのような事件があるのはあるが、確率的には稀といって良い。また、あの放送で出てきた犯罪にしても「責任能力なし」とはされていなかったので、薬物が間接的に関与していると言った感じだ。 過去ログでは、うつ状態の人に安易にSSRIを投与すると希死念慮を悪化させるのではないかと言う意見を書いている。 あの番組はややバイアスがかかり

    『抗うつ剤は効いて来るのに本当に3ヶ月必要なのか?』
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