アフリカのエチオピアで、先月起きたボーイング737MAX8の墜落事故について、エチオピア政府の事故調査当局は、パイロットの操作に反して機首を下げる動きが自動で繰り返され、墜落したとする調査報告書を公表しました。 報告書によりますと、離陸直後、機体の両側についている機首の傾きを感知するセンサーが、左は74.5度、右は15.3度と、左右で大きく異なる値を示しました。 まもなく、自動で機首を下げる装置が作動し、パイロットは3回、手動で機首を上げる操作をしましたが、機首は4回、自動的に下げられました。 パイロットは装置を解除して、手動で機首を上げようとしましたが、機体を制御できず墜落したということです。 墜落に至った直接の原因には言及していませんが、報告書は航空機メーカーに対して、自動で機体を制御するシステムについて再調査するよう求めています。 ボーイングの最新鋭の小型機737MAX8には、機体の