中国・北京(Beijing)の駅で、子どもを抱いて歩く女性(2011年1月29日撮影、資料写真)。(c)AFP 【10月10日 AFP】国連人口基金(UN Population Fund)は6日、超音波検査の普及で胎児の性別判定が可能となった結果、インドと中国を中心としたアジア地域で男性と比較して女性が1億1700万人不足していると、ベトナム政府と共催したハノイ(Hanoi)の会議で発表した。 女性人口の減少が顕著な国々において、その影響は今後50年以上におよび、特に中国やインドでは、男性の結婚相手が不足するという。 ■ 技術の進歩で「選択的中絶」が可能に 会議資料のなかで、国連人口基金は「この偏った男女比は男児が好まれる傾向を反映したもので、性を選別する新技術(超音波検査など)の普及もこれに貢献している」と指摘した。 また、フランスの人口統計学者クリストフ・ギルモト(Christophe