ニコンは7月8日、米国航空宇宙局(NASA)からの依頼で、国際宇宙ステーション(ISS)内の撮影記録機材として使用されている同社のデジタル一眼レフカメラ「D3S」および交換レンズ「NIKKOR」が宇宙で捉えた画像の一部を自社のWebサイトにて公開した。 今回公開された画像は、ISSに常駐しているD3SやNIKKORレンズ、スピードライトなどのアクセサリ類によって撮影されたもの。これまでNASAによって宇宙に持ち込まれたニコン機材で撮影された写真は、70万枚以上におよび、その中から宇宙ならでは風景を捉えた画像など18枚が公開されている。 ニコンとNASAの歴史は古く、1971年のアポロ15号で使用された「ニコンF」の改造カメラ「Nikon Photomic FTN(ニコン FにTTL中央部重点測光が可能なフォトミックFTNファインダーを搭載したモデル)」から始まり、2008年にデジタルカメラ