会社葬送 山一證券 最後の株主総会【電子書籍】[ 江波戸 哲夫 ] 価格: 550 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 1997年9月、株式引受部門で頭角を現し「法人の山一」を体現していた永井清一は、全く経験のない総務部長への異動を命じられた。この人事に不満を持つも、与えられた職務に全力を尽くす気持ちを固める。直後、山一證券の幹部数名が証券取引法違反の疑いで逮捕され、会社は家宅捜索を受ける。 バブルの崩壊で「にぎり」と呼ばれていた営業特金が巨額の損失を生み出し、損失の隠蔽を行うため「飛ばし」と呼ばれる簿外債務が拡大して、営業面での進退が窮まっていた。メイン行からの支援も見限られ、監督官庁の大蔵省からも最後通牒を突き付けられ、ついに11月24日、役員会で自主廃業を決議する。同日、社長の野澤は記者会見で「私らが悪いんであって、社員は悪くありませんから」と立ち上がり号泣しながら述べた。 【感想】