将棋の話題ではなく,囲碁のニュースだが,棋譜に関わる著作権という意味では問題は共通する。 http://mainichi.jp/enta/shougi/news/20110315dde012040011000c.html 上記の記事によれば, 「困ったものですね。どう対処したものやら」。囲碁の総本山である日本棋院(東京都千代田区)の一室。幹部の一人は、1枚のCD−ROMを手に、嘆いた。このCD−ROMは、江戸時代から現在までに至る棋譜を約6万局集録。世の中に存在する公式戦の全棋譜といってもいい膨大な量で、初手から対局を再現することができる。日本棋院のまったく知らない間に制作され、ネット上で販売されていたという。 とある。将棋連盟,日本棋院らは,棋譜は対局者の共同著作物という立場をとるが,法的に確立した解釈ではない。著作権分野で有名な福井建策弁護士の解釈は原則として著作物に「当たらない」とい