【ヤンゴン=深沢淳一】クリントン米国務長官(64)とアウン・サン・スー・チーさん(66)は2日の共同記者会見で終始、意気投合した様子を見せ、世界を代表するスーパーレディー2人が強い友情で結ばれたことをアピールした。 予定を30分ほど超え、ほぼ2時間に及んだ会談の後、2人はスー・チーさん宅の広い芝の庭をゆっくり1周してから会見に臨んだ。クリントン長官は「あなたは我々にとって励みとなる存在だった」とスー・チーさんの長年にわたる民主化闘争を称賛。スー・チーさんは、「長官を派遣してくれたオバマ大統領と米国に感謝する」と述べた。2人は両腕を互いの背中に回してきつく抱き合い、満面の笑みで頬を何度も寄せ合っていた。会見を終え、手をつないで退場すると、居合わせた人々から盛んな拍手がわき起こった。