静岡県は1日、富士市など4市町で自生していたキノコから国の基準値(1キログラムあたり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。流通はしていないとみられ、県は4市町でキノコを採って食べないよう呼びかけている。 県によると、富士市、富士宮市、御殿場市、小山町で9月25、26日に採取したハナイグチなど6検体から、1キログラムあたり120~220ベクレルのセシウムを検出した。裾野市でもキノコからセシウムが検出されたが、基準値以下だった。 御殿場市と小山町では昨年も基準値超えの野生キノコが見つかり、国が出荷制限を指示している。