もうすぐバレンタインデーなので、今日は遠い昔初めて本命チョコを贈った時の話を。 あの頃私は17歳、高1の冬。 周りの友達に比べて奥手な性格でした。 中学時代は転校したばかりで周りの友達に馴染むのに必死。 女友達でさえ数えるほどで、好きな人なんて言っている余裕が無かった。 高校生になり、友達も増えて普通の女子になってきた最初のバレンタイン前。 絶望した。 周りはみーんな彼氏がどう、誰々君にチョコ贈りたい、なんて盛り上がっている。 17歳になって好きな人も彼氏もいないのはグループで私だけだった。 今になって考えたら恋愛なんて個人差だし焦らなくても良かったのだけれど。 あの頃は周りに足並みを揃えないと、という強迫観念があった。 私は一度転校生として苛められたから、余計そうした意識が強かったのかもしれない。 周りに合わせるため、私は恋に落ちることにした。 本当は彼氏なんて欲しくなかった。 あの頃は