焼き肉のメニューに出てくる「カルビ」。 実は、どの部位のお肉かという明確な定義はないそうでです。 そもそも、「カルビ」というのは「部位の名前」ではない。 牛肉は、国が定めた基準によると、11の部位に分かれている。 例えば、「サーロイン」は、一般的に腰の周りのお肉のこと。 「ヒレ」は、「サーロイン」と「らんぷ」の下側、「リブロース」は肋骨付近にある背中側のお肉を指す。 確かに、この中に「カルビ」の文字は見当たらない。 実は、「カルビ」というのは「メニューの名前」。 韓国語の「カルビクイ」が語源だと考えらている。 韓国語で、「カルビ」は「アバラ骨」、「クイ」は「焼く」という意味。 カルビクイは、脂身のある骨付きアバラ肉を焼く料理。 これが日本で広まった際、名前が省略され、「カルビ」と呼ばれるようになった。 日本でも初めの頃は韓国同様に「脂のある骨つきアバラ肉」を客に出していた。 しかし、「骨つ