「もう一つのSaaS」(3) 「どこでもヤフー」のインパクト, 新構想「Yahoo! Everywhere」の狙いは? 2006年9月には,アクティブなユーザーIDが1705万,総ページビューは333億500万に達したヤフー。この2~3カ月で今後のソフトウエア・サービスを左右するであろう新機軸を打ち出した。その一つはCGM(consumer generated media)。コンシューマであるエンドユーザーがコンテンツを作り出すサービス形態である。ブログやSNSが該当するが,既に多くのサービスがひしめき合い,数日おきに新サービスのニュースが飛び込んでくるほどの勢いだ。ここにヤフーも注力する姿勢を明確にしたのは自然な流れだろう。 注目したいポイントはもう一つある。同社の井上雅博代表取締役社長が10月の「CEATEC JAPAN 2006」で初披露した新構想「Yahoo! Everywhere