楽天は9月2日、動画配信サービスを展開する米Viki(ヴィキ)の買収を発表した。買収金額は非公表だが、約2億ドル(約200億円)に上るようだ。楽天にとっては2012年に約236億円でカナダの電子書籍サービス提供事業者のKobo(コボ)を買収して以来の大型M&Aとなる。 楽天が買収を決めたヴィキがアズミッグ・ホバギミアン氏によって設立されたのは2010年12月。同月実施されたシリーズAラウンド(スタートアップ企業への初期段階の投資)で430万ドル(約4.3億円)を調達し、2011年10月のシリーズBラウンドでは2000万ドル(約20億円)の調達に成功していた。創業から3年も経たないうちに、バイアウトによるEXIT(出口戦略)を成功させた格好だ。 ユーザーコミュニティが字幕を制作 楽天が200億円もの資金を投じてまで欲しかったヴィキという会社の魅力は何か。 ヴィキは世界各国のテレビ番組や映画、
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