気分的には前回のエントリの続き。もう少し包括的な視点から書いてみる。 下位層は沈滞しているのか? 前回のエントリの文末で、 そしていま日本のインターネットの世界では、レイヤーの上下を問わず、こうした「オレ様」がかなり不足しているように思う。iPhoneの登場を前にして、私が一番危機感を覚えるのは、実はiPhoneそのものではなく、そこにある。 と書いた。伝えたかったのは、iPhoneマンセーでもジョブズ礼賛でもなく、レイヤーの垣根を越えて全体を俯瞰し、問題の本質に迫れる人が、いまの日本のインターネットには不足しているのではないか、ということだ。 たとえば、6月上旬に開催されたInterop Tokyoでパネル・ディスカッションに登壇してきたときのこと(この話自体も興味深いのでいずれ改めて)。講演後に展示棟へ入った途端、昨年よりも規模が縮小したことに気づいた。また同時に、一緒にいた知人から「