ドイツでは、08年には無料の地上波でアニメが1680時間放送されている。単純計算すると1日平均4時間半もの日本のアニメが放送されていることになる。州別の放送局もあり、かつ繰り返し再放送を行う放送形態が放送時間を増大させていることも勘案する必要はあるが、「アルプスの少女ハイジ」など過去の名作アニメから、「ONE PIECE」などの新作少年向けアニメ、まだ放送する時間は短いものの「カウボーイビーバップ」、「GANTZ」などの深夜アニメも放送されるなど色々なアニメが放送されている市場だ。さらに、バラエティ番組の「風雲たけし城」や「ウッチャンナンチャンの炎のチャンレンジャー」が放送されたこともある。劇場用映画のテレビ放送も多く、08年には「着信アリ」など20本の実写の日本映画が地上波で放送された。 コミックスの小売市場は、08年、小売ベースで5000-6000万ユーロ程度(販売部数1000万部程度