日本が捨てたお家芸、「軽薄短小」で半導体技術を磨く中国:製品分解で探るアジアの新トレンド(38)(1/3 ページ) かつて、「軽い、薄い、短い、小さい」と言えば、日本の機器メーカーの得意技だった。この「軽薄短小」は、半導体技術によって実現されるものであり、また、半導体技術をさらに進化させるカギでもあった。日本がほとんど捨て去った「軽薄短小」は今、中国の半導体技術が磨かれる要素となっている。 過去、エレクトロニクスの進化は半導体を中心に小型化(いわゆる『ムーアの法則』)が進み、多くの機能が取り込まれてきた。現在、その頂点にあるデバイスの一つがスマートフォンや、スマートウォッチを代表とするウェアラブル機器である。これらは、電池駆動で高いコンピューティング機能を持ち、さらに、カメラやモーション、気圧、温度まで多数のセンサーも備えている。 スマートフォンやスマートウォッチの「スマート」は2つの意味
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