たとえば元日の社説を見てみましょう。日経は「資本主義を鍛え直す年にしよう」、毎日は「つなぎ合う力が試される」。おじさん方がさえずっていますね。この程度の受け止め方でいいと思います。 上級者編にいきます。おじさん濃度の高い産経新聞は社説の代わりに「年のはじめに」として『さらば「おめでたい憲法」よ』(論説委員長 乾正人)を持ってきました。読んでみると「おめでとう」の代わりに「おめでたい」を入れたことに満足気のよう。こんな年賀状が元日に来たら驚きます。 朝日新聞、伝説の社説 さて、そんなおじさん方が「成人の日」は新成人にメッセージをおくるのです。もう危険な香りしかしません。ただでさえエラそうなおじさんが「我々はすでに成人している先輩である」という謎の優位性を爆発させるのが「成人の日」の社説なのです。何度も言いますがこれは危ない。 では、今や伝説となっている社説を紹介しよう。2012年の朝日新聞の