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ブックマーク / note.com/kyoukn (474)

  • 「なんでもあるけど、愛だけがない国」|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    留学生たちと話すと、私が日人ということもあって、まずは口をそろえて日の「良いところ」を教えてくれる。が、少し仲良くなると日で生活することへの「違和感」を口にし出す。 ああ、よくわかります。 最初は褒め一色ですが(多分、社交辞令なんですね)仲良くなると、割と言いたいことを言い出します。 冒頭で紹介した「日のアニメに憧れて来日した」というヨーロッパからの留学生は、「もちろん親切な日人は多い」と前置きしたうえで、「常にイライラしている人もいるし、それを周囲にまき散らす人もいる」と言って、こう続けた。 「日のアニメと同じように、実際の日には何でもあった。でもアニメと違って、現実社会には愛がない。 母国は日のように便利ではなかったけれど、人とのコミュニケーションのなかに、愛があふれていた。日人は、アニメで描いていたような愛を忘れてしまったのだろうか」 外国人にとって、「憧れの日

    「なんでもあるけど、愛だけがない国」|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/07/24
    海外に行くと思い出すこの感覚は何かなとずっと思ったんですが。 そうだ。 人生をシンプルに生きている人々の存在だな。
  • 将来海外に出たい人が、エリートだけの学校を選ばないほうがいいと思うその理由|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    こんにちは。 最近、現実の日人と話していて感じるのは、「多様性なんてお題目だ。どうでもいい」と思っている人が多いなということ。 実際に日で生活していて、障がい者や外国人と関わるシーン、ほんとに皆無ですもんね。おそらく、日で一生生きていく人はそれでいいと思うのです。 しかし、将来、もし留学したいとか、グローバルでビジネスしたいとかいうのなら、若干考えを広く持っておいた方が良いです。 なぜかというと、ほとんど人はいずれ「インクルーシブされる側」になっていくからです。 教育に関する「バリア」には言語も含まれるアメリカの大学院で以前、教育に関するバリア(障害)について学びました。 この話をすると、「私には障害児の話は、全く関係ありませんから」といって、話をおしまいにしてしまう人が少なくないのです。 が、実はこれは大変危険だと思います。 途中で障害を得ることもあるから? まあそれもそうなのです

    将来海外に出たい人が、エリートだけの学校を選ばないほうがいいと思うその理由|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/07/20
    日本語で学んでいたときには、マジョリティーの側だった人が英語に行った途端にマイノリティーの側になります。
  • ネットがあれば生きていける?ーー「パーティーが終わって中年が始まる」を読んで|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    話題の「パーティーが終わって中年が始まる」(pha、幻冬舎)を読んでみました。 著者はかつて「日一有名なニート」として有名になったphaさんです。 確か2000年の初め頃、定職につかず、家族を持たず、ネットで集まった仲間と一緒に楽しく生きているということで、一世を風靡した方です。 そういえば、今、どうしているんだろう。 20代、30代、40代と、人は変わっていく

    ネットがあれば生きていける?ーー「パーティーが終わって中年が始まる」を読んで|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/07/17
    ほとんどの人にとって、ただ楽しく生きるには、人生は長すぎ、また退屈すぎるのかもね。多分、40代、50代になると、楽しさの「質」が変わるんじゃないかな。人生の「主役」は、自分じゃなくなっていくのかなーと。
  • 「他人の顔色を窺ってつらそうなお母さん」をやめよう|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    先日、「家事育児はテキトーに」と話したところ、「周りの目が厳しくてそんなの無理です」という方がいました。 今日は「レベルが落とせません」と苦しんでいるあなたに送ります。 「周りに叱られない」が原動力になってない?ある方が、「母乳が出なくて、ミルクばかりで大丈夫? って義母に言われたのが辛かった」と言いました。 別の方は、義母に「孫の教育に失敗したら、学歴の低いあなたのせいだ」と言われて、知育玩具を探したり好きでもない絵の読み聞かせをやってると。 別の方は、ママ友の集まりに田舎から送られたりんごを手土産に持って行って、「もらったものを人にあげるなんて」と責められたと。 あの人がああいった。 この人がああ言った。 「周りに怒られないように」があなたの原動力。 あなたは多分そのとき、自分がダメだからだ、と強烈に自分を責める感情に襲われたのではないでしょうか。 怒られた→直さなきゃ、と。 それが

    「他人の顔色を窺ってつらそうなお母さん」をやめよう|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/07/08
    まず、自立すること。そのためには、自分で自分にOKを出せるようになること。親の顔色を窺ってきたかもしれないけど、そういうのをやめる。「やっていると、時間を忘れること」を探さないとなりません。人生は短い。
  • コスパで結婚を考えるのがいいーーほんとにそうかな?|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    にいると、コスパとかタイパとかよく聞きます。 損得でものを考えることです。 明治安田生活福祉研究所の調査によると、30代の男性は、結婚を損得で考える必要があるそうです。コスパやタイパにより、結婚や子育てを避ける人が増えているらしい。 結婚を「金銭的な損得」や「コストパフォーマンス」の観点で考えたことがあるかを尋ねたところ、「考えたことがある」と回答した割合は既婚者に比べ未婚者のほうが高い傾向にあります。また、既婚者は性別・年代による大きな差はありませんが、未婚者は男性より女性のほうが、そして20代より30代のほうが、割合が高くなっています。 https://toyokeizai.net/articles/-/156392そこで、独身でいる理由を未婚者に尋ねたところ(複数回答)、男性では「家族を養うほどの収入がない」の割合が最も高く、4人に1人(20代で27.3%・30代で27.0%)が

    コスパで結婚を考えるのがいいーーほんとにそうかな?|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/07/06
    自分が50代の後半になって思い出すのは、仕事でバリバリやったこととかではなくて、家族との思い出だったり子供の成長だったりと、なんだか平凡なものばかりなんです。その「平凡さ」こそが幸福そのものなんだろうな
  • グループにおける警戒感から考えるーーなぜ他人を怖がる人がこんなに多いんだろうか|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    日は思考の途中経過です。 日に帰国して感じること。 新しい場所、特にジムなんかのコミュニティに入ると感じる強烈な違和感があるんですね。 新しくグループに入った時の違和感がすごい日もマレーシアも、一人一人付き合ってると、大して変わりません。 しかしグループにおける縄張り争いというか、警戒感というか、不信感というか、すごく強い感じがたまにある。 「グループに入った時の違和感」がマレーシアだと全然違うんですよね。 マレーシアのグループはだいたいオープンでウェルカム。だから知らない人同士の旅行グループがつくられてもあんまり緊張しませんし、記者会見に行けば知らない人とフツーに仲良くなります。(一部例外はあるけどね……) 日では、なんというか、ピリピリしてる。 この人、何者なの? 上? 下? 何処の馬の骨? そして一方でオドオドしてる人もいる。 嫌われないかな。 仲間ができるかな。 学校生活の

    グループにおける警戒感から考えるーーなぜ他人を怖がる人がこんなに多いんだろうか|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/07/03
    人物そのものに向き合ったり人の本質を見ようするよりも、誰と誰が仲が良いか、自分の味方は誰か、といった「人間関係ネットワーク」の情報を集めたがる。自分の知らないところで、他の人たちが仲良くしていると不安
  • 「当事者意識の欠如」と「心の教育」の関係|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    に戻って強く感じること。 それが人々の「当事者意識の欠如」です。 お上が決めてくれる 誰かがなんとかしてくれるだろう 他の誰かが何かすべきだ 自分は悪くない。悪いのは、** みたいに言われる方、とても多いです。 しまいには、自分の人生なのに「会社は自分をどこに配属すべき」「上司を辞めさせるべき」などと、他人に期待しています。50代の方でもこういうことをおっしゃいます。 「今、自分がここにいるのは、自分のせいではないのだ」と。 「自分は**世代だから」「実家が太くないから」「性格が○型ですから」ーーキリがないです。 しかし、これなんでなんだろう? と不思議でした。 ヒントとなる思考のを読んだのでご紹介します。 「当事者意識の欠如」は教育からきている元麹町中学校の工藤勇一先生と哲学者の苫野一徳先生の対話「子どもたちに民主主義を教えよう――対立から合意を導く力を育む 」です。 工藤先生は、

    「当事者意識の欠如」と「心の教育」の関係|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/07/01
    民主主義の成熟を妨げてきたものに、これまで日本で良いとされてきたものがあります。「心の教育」です。具体的な言葉をあげれば「思いやり」「無償の愛」「仲良くしましょう」「一致団結」「心を1つに」「絆」……
  • 個人がシステムに飲み込まれている国、個人がシステムを気にしない国|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    にいると、なんかやたらと人生がややこしくなっている人が多い印象を受けます。 仕事辞めたいけどやめられない。 結婚したいけどできない。 子供欲しいけど怖い。 そんな感じ。 なんかシステムに合わせて人間が存在してる。 もしくは、会社がコミュニティになっちゃってる。 マレーシアではもっともっと人生はシンプルでした。 ジェームス・フィッツロイさんの日語ノート。 たいていの国では、人間はみんな自分と、愛する人や家族が幸福になるために生きているので、話はおもいもよらないくらい簡単です。 全部、自分の都合で決まることになっている。 他の条件が全部おなじならば給料が高いほうの会社に移る。 いままで世話になったことへの感謝はないのか? 愛社精神というものを、どう考えていたのか? ありませんよ、そんなもの。 わたしはあなたの会社よりも自分の人生が大切なんです。 第一、雇われているわたしが、なんで雇ってい

    個人がシステムに飲み込まれている国、個人がシステムを気にしない国|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/06/26
    最近「三体」で文化大革命の中国、日本と似た感じ。得体の知れない大きなものがあって、それが大きな雲のように何かを覆っている社会。今も日本人は「とてつもなく強く大きな祖国」を作りたがっているように見える。
  • 「正しいことだけいう」なんて無理だって話といわゆるクソリプ問題|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    最近、庭作業にハマっておりまして。 YouTubeの園芸界では有名な?「カーメンくんガーデニングチャンネル」を見ているのですが、100万人登録者数を超えたのです。 カーメンくんは、園芸店に20年以上勤めており、園芸知識を初心者にも教えてくれていて大人気なんですね。 カーメンくんの100万人記念動画。 さぞかし嬉しそうに報告するのかな、と思ったら、かなり疲れた様子でした。 「YouTuberを続けていくのは大変です」 「正しくないことを言ってしまうこともあるんです」 と。 どうも一部の人から指摘を受けて疲れている様子でした。 「それは間違っている」とか「おかしい」とか色々言われることにうんざりしているのかなーと思いました。 いわゆるクソリプ問題かな。 配信者が「全部正しい」とかありえない最近、こんな話を聞くことが増えています。 ずっとDIY動画を出している人も「YouTubeがしんどい」と言

    「正しいことだけいう」なんて無理だって話といわゆるクソリプ問題|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/06/24
    「堂々と自分の意見を言える」ようになるのは「何を言ってもジャッジされない」環境を教師が用意するから。今私はその環境の作り方を必死に学んでいる。「正解、不正解がない」と知ると、子どもたちはパワフルに
  • なぜ私たちは「天才」を待ち望んでしまうのか|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    近藤弥生子さんの新刊「心を守りチーム力を高める EQリーダーシップ」に非常に興味深い一文がありました。台湾でのEQの重要性について、台湾在住のジル・チャン氏の協力をえて解き明かしたです。 ライターとして、台湾のオードリー・タンさんの書籍を刊行してきた近藤さんは、日でのオードリー・タンさんの枕詞が「IQ」だったことに疑問を呈しています。 そこでとても不思議だったのが、日の雑誌やテレビ、ラジオたちがそろって「IQ180の天才大臣」という枕詞をつけて報じていたことです。 近藤さんは、この枕詞を変更させようと頑張ります。 しかし、うまくいかなかったそうです。 交渉が成功しないのは、ひとえに私自身の力不足だと思いながらも、当時の一連の経験で「日人にとっては、IQの高さや『天才』と言うパワーワードが圧倒的な吸引力を持つのかもしれない」という仮説が私の中に生まれました。 メディア側からすると、多

    なぜ私たちは「天才」を待ち望んでしまうのか|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/06/15
    日本はいつも常人離れした高い能力を持つヒーローやリーダーの登場を待っていて、自分自身はその優秀なフォロワーでありたいと考える人が多いような気がします。これは偏差値教育の後の、一種の「白黒思考」だと思う
  • 変わるためのキーワードは「見る」ーー広島県前教育長と苫野一徳先生の対談で気づいたこと|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    先日、前広島県教育長の平川理恵さんと苫野一徳先生の対話を聞いていたら、苫野さんが、日教育は4度目の正直で、変更のキャズムが今度こそ来るかも、とお話しされてました。 日はこの対談を聞いて思ったことを書いてみます。 なぜ日教育が長らく変わらないのか?日は長らく一斉教育から抜けきれておらず、いくら文科省が旗を振っても、「生徒中心教育」はなかなか根付きません。 日では過去に、 1)大正時代 2)進駐軍 3)ゆとり教育

    変わるためのキーワードは「見る」ーー広島県前教育長と苫野一徳先生の対談で気づいたこと|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/06/12
    いくら話を聞いても人は動けません。が、実際に「見る」ことでようやく人は動き出すのです。明治維新だって海外を見に行ったことで劇的に変わった。教育の問題点は日本国内に例が非常に少ないことに尽きると思います
  • どうしたら他人の目を気にしないで生きられますか? 4つの処方箋|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    先日、日でとにかく専業主婦・兼業主婦ともに大変そうなので、「家事・育児のハードルを上げてる人が多すぎるんでは」と話したのです。 そしたら、「どうしたら、他人の目を気にしないでいられますか?」というストレートなご質問をいただきました。 ここに苦しんでいる方が多いんですかね。 日は、いくつか処方箋を考えてみます。 いずれも私がやっていることで、他の人は違うやり方もあるかもしれませんね。 4つの処方箋1)自分の周りを多様にする 自分の周りの人が「同質」になっていたら注意です。「常識」は小さな世界のルールなので、多様性が大きいほど常識はなくなり、ルールが減ります。 他人の目が気になるのが辛い方は、友達に1人、2人、外国人が混じると、世界が一変します。 この「小さな世界のルール」が同じ人だらけだと、息苦しくなります。女性だけ、同じ年齢だけ、子連れママだけ、サラリーマン家庭だけ。そういう世界を避け

    どうしたら他人の目を気にしないで生きられますか? 4つの処方箋|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/06/10
    資本主義社会に蔓延する「稼いでいる奴が絶対的に偉い」みたいな謎思考を社会全体で辞められるといいなと思います。 家事・育児をやっている人の自己肯定感の低さには「稼いでない私はダメ」という思考が隠れている
  • 「素敵」のインフレが止まらない。「他人を見る」習慣が子育て・家庭運営のハードルを上げすぎてる問題|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    で主婦やワーキングマザーの方々と話していると、とにかくみなさん「時間がない」「忙しい」「大変」とおっしゃいます。 ある超有名なインフルエンサーの方が対談で、「最近のママたちは、子供を育てていてもきちんとおしゃれしてお弁当もちゃんと作って、美容も進化してるから大変なんです」と言っていて。 「エッそうなの」と思ったのですが。 なんかね、多くのかたが「普通はどうなのかな」とか言って検索してしまう。 マレーシアに来る方も同様で、「普通はどうなんですか」「私どうしたらいいですか」と聞いてくる。 なんかね、自分で自分の首絞めてないか? 家事育児そして仕事そして美容、やりすぎじゃないの、と思ってしまうんですよね。 この思考だと、マーケティングにつかまれやすくなります。 女性誌とか、育児雑誌とか、インスタとかを参考にすると起きる問題先日美容院に行ったら女性誌があったんですね。 キャリア女性向け雑誌には

    「素敵」のインフレが止まらない。「他人を見る」習慣が子育て・家庭運営のハードルを上げすぎてる問題|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/06/08
    カラクリに気づかないと、「素敵」のインフレに巻き込まれて異様に忙しくなるのです。もしくは異様にお金が足りなくなります。だってそりゃ、何かを売るためにする「広告」がステルス的に入ってるから、そうなるって
  • 仕事迷子の人は「今の苦手」から考えてみるといいかもね|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    こんにちは。 日にいると、「今の仕事は何か向いていない気がする。けれども、どこに進んでいいかわからない」という相談を受けるようになりました。 日教育は、平均的に能力を伸ばそうとするので、自分の能力に気づきにくくなるのでしょうかね。 特にこの悩みが多い気がします。 今日はそんな転職迷子の人と一緒に考えてみます。 今の仕事の「苦手」から考える割と「得意なことから考える」「自分の業界の外で考える」方が多いです。「強み発見」診断などで、いきなり自分の外から考えていく方式です。 しかし、この「好きなこと」「得意なこと」を起点に考えるの、あんがい難しいです。 私の場合好きなことは音楽ですが、これ仕事にするの難しいです。 強みがわかっても、その先に仕事があるかどうかは未知数なんです。 さらに自分の知っている業界の外はどうなっているか見えにくい。 そこで、私がお勧めするのは、「今の仕事の苦手なことか

    仕事迷子の人は「今の苦手」から考えてみるといいかもね|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/06/03
    だいたいは今いるところで一生懸命やっていると、「どうしても解決できない何か」が見えてきて、次のヒントが見つかる感じです。
  • 日本人が海外に行けない時代にどう対応するのか|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    私は海外に出た方がいいと言ってきました。 日海外から見るとかなり特殊な国です。 よく書いてますが、世界的にみても、韓国北朝鮮と並び、最も均質的な国の1つで、文化もかなり独特です。 なので国を外から見ないと、当の姿が見えないと思っているからです。だから、一度は自国を出て、外から日を見た方がいいと思っているわけです。 そしてその姿がどう見えるかは出る人によって変わります。 だから、「誰か出た他人の意見」を当てにするより、自分で出た方がいいではないの、と思ってきました。 が、円安トレンドにより、現在は、それが難しくなっています。 今や、GWの旅行も、韓国台湾がメインだそうです。 当の意味で日人が海外に出られない時代が来たと思っています。 90年代には、マレーシアの友人たちが「日の物価は3倍だから」「ビザを取るにも銀行口座を出さないといけないんだよね」と言いつつ、池袋の安いビジネ

    日本人が海外に行けない時代にどう対応するのか|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/05/29
    日本語という閉じた環境にいると、同じような情報が形をちょこっとだけ変えてグルグル回っている。20年前のマレーシアの情報だったり10年前の中国の情報だったり。その中にいると世界のことがわからなくなってしまう
  • 「プロの素人」がすご過ぎてプロが困っている件|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    最近、我が家はガーデニングを始めました。 「最近は、お客さんの方がインターネットで詳しくなっちゃって大変なんです」 とある庭師の方がこぼしていました。 「除草シートは自分たちで貼るから、その下工程をやってほしい」 「人工芝は自分たちで貼るので、そこまでの除草をお願いしたい」 などなど、「工程の一部分だけ」を頼まれることが増えてるんだそうです。 昨年の雑草との戦いから、一戸建てに住むからには、なんかしらやらねばならん、ということで。 最初はイヤイヤやってたわけです。 ところが。 色々調べていくと、YouTubeに山ほどのガーデニング動画がありまして。 素人ガーデナーの方から、園芸店の方、ベテランの農家まで、プロも素人も同列に表示されてます。 ほとんどのノウハウが無料で公開されている今や、ほとんどの情報は無料で公開されています。一昔前だったら「プロしか知らない」ノウハウが大公開されているわけで

    「プロの素人」がすご過ぎてプロが困っている件|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/05/15
    あなたは何にでもなれる。でも何になる? という時代。 自分の「情熱」がどこで燃やせるのかを探すのがいいのかもしれません。
  • 誰かの、何かのせいにして生きるのを、そろそろやめてみる|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    に帰国していろんな人と話して気づいたこと。 それは「不幸に陥っている」理由として、「運の悪さ」を語る人があまりに多いことです。 「自分は氷河期世代で苦労しているから」 「親に私立に行かせてもらえなかった」 「苦労したから、無駄遣いがやめられない」 「毒親だったから、人間関係がうまくいかない」 「いじめのせいで、人が怖い」 こんな感じのナラティブをスラスラと話す人々が多いんだな。 きっと確かにその通りで、運のいい悪いは実際にあると思うんですよ。特に最初の家族はもうどうにもならない。 しかし、発展途上国で比較的格差の大きなマレーシアよりも、豊かな日の方に運の悪い話が溢れすぎていて。 親がちゃに外れた いじめられた 氷河期世代だった 貧乏な家庭だった 会社がブラックだった 夫が暴力を振るった パワハラをされた 子どもに病気があった 女性として苦労した みたいな、ナラティブを語る人が多いなー

    誰かの、何かのせいにして生きるのを、そろそろやめてみる|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/05/11
    「嫌われる勇気」がこんなに売れたの、日本の人の生き方にずばり切り込んだからじゃないかな。その生き方とは「変わりたくない」/「今、ここに私がいるのは、完全に私の責任ですから」 と言ってしまう人カッコイイ
  • どうやらほとんどのことに再現性がない。うまくいったのは「たまたま」いい場所にいたからかも|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    最近、老害という言葉をあっちこっちで聞くようになりました。 団塊世代が豊かに過ごせたのは、個人の努力や能力ではなく、「たまたま」いい時期に生まれたから、という言説です。 日が80年代にうまく行ったのも、「たまたま」歴史の巡り合わせで運が回ってきたとも言える。 そういえば、私がパソコン雑誌にいたときは日の家電メーカーが元気で「緻密な半導体は日が得意なんだな」と思い込んでたけど、今台湾中国韓国のメーカーが同じことをやっていて「ただの時代の運なのかも」と思うようになりました。 つまり、能力に見えていること、実はそうではなくて、「たまたま」いい場所にいい時代にいただけかも。 これねー。実際そうだろうなと思うのです。 いい時代に、いい場所にいると、なんかうまく行ってしまう。 でもうっかりそれを「自分の努力の結果だ」と思って「お前らも頑張れ、俺はそれでできた」と言ってしまう。 「自分はうまく

    どうやらほとんどのことに再現性がない。うまくいったのは「たまたま」いい場所にいたからかも|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/05/06
    案外知られてないけど、運はおそらくちょっとだけ、変えられるんですね。時間は変えられないけれども、場所を移動することはできます。そのためにはちょっとした勇気と体力と、精神力と孤独に耐える力が必要かも。
  • 「人生が変わる魔法の何か」を探し求めてしまうあなたへ|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    日は、なんかいいことないかなぁ……とネットをつい彷徨ってしまうあなたへ送ります。 なんか疲れたな。 ここじゃないどこかに行きたい。 無意味にネットサーフィンしてしまうとき、ひとは刺激を求めているのかもしれません。 日語の世界には、「ここじゃないどこか」への入り口が溢れています。 電車に乗ると、山ほどの広告が目に入ってきて。 ○日であなたが変わる! ○日で仕事ができる人に!とか、当の自分を発見する!とか。 人生が変わる魔法の「何か」。 はたまた、それはドキッとさせてくれる誰かかもしれないし、綺麗な服を着て、みんながチヤホヤしてくれる場所かもしれないし、そんな「どこか」。 でもそこへ行くには、どうやら大量のお金が必要らしい。 そんな「どこか」。 今日はこの「どこか」について考えてみたいと思います。 人生を変える方法とは結論からいうと、広告の先の「どこか」で人生質的に変わることは、少な

    「人生が変わる魔法の何か」を探し求めてしまうあなたへ|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/04/22
    お手軽な「ここじゃないどこか」を繰り返すくらいなら、私は移住を勧めるかなー。旅行や短期滞在だけでも見えてくるものは相当にあると思う。
  • 同じ思考の人がうじゃうじゃいる東京で、「自分なんていらないな」という錯覚に陥る件について|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

    東京に帰ってきて、長らく忘れていた感覚をよく思い出します。 今回思い出したこと。 それは、 「私なんか……」という人の存在。 「私なんて、どうせ無理」 「何やってもむり」 という人がいて、「ああ、そういうことか」というのがちょっとわかった気がしたので、書いてみようと思います。 「同じように考える人がうじゃうじゃいる問題「私なんかどうせ」 これ、マレーシア人の友達からはあんまり聞きません。というか、謎に自信満々な人も多いです。 なので、このセリフ、長らく忘れていたのですね。 日、特に東京に突然放り込まれて感じたこと。 それは、「人多すぎ」だということ。 しかも「おんなじように行動する日人が多すぎる」と思います。 入社式の日、似たような属性の似たような人がズラーっと並んでて、あれはちょっと恐怖だったっけ。 それが長らく続いている錯覚を起こしている人が多いのかもしれません。

    同じ思考の人がうじゃうじゃいる東京で、「自分なんていらないな」という錯覚に陥る件について|野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
    isrc
    isrc 2024/04/08
    東京だけは、「日本人だけがぎっしり乗った電車」があって、みんなが同様に行動しているような錯覚に陥る。 そしてその人たちは、四六時中、「なんかの役に立たなければいけない」競争をやっているように見える。