2024年06月20日10:00 カテゴリ朝鮮半島国際 ロシア北朝鮮の連携がもたらす混沌 プーチン大統領と金正恩総書記が「包括的戦略パートナーシップ」を締結しました。両国はソ連時代である1961年に軍事介入を含む友好協力相互援助条約を結んでいましたが91年のソ連崩壊に伴い、この条約は消滅。代わって2000年に友好善隣協力条約を結んだのですが、これは単なるお友達条約でした。今回のパートナーシップは軍事協力を含むものであり、より同盟に近いものとされます。 今回の動きについて個人的にいろいろ考えを巡らせてみたのですが、きっかけこそウクライナ戦争における軍需品調達先という意味合いで北朝鮮に白羽の矢が立ったわけですが、プーチン氏の考えは金正恩氏をうまく手玉に取る狡猾な頭脳プレーになりうると考えています。 北朝鮮は西側諸国から厳しい経済制裁を受ける中、その生命維持装置は歴史的に中国でありました。ところ