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  • 輸出される「中国しぐさ」とどう向き合うべきか|華村@中国

    かねてから国際的に問題視されていた、中国海外派出所の活動実態を追ったものです。 この件については、アメリカをはじめとした西側の国が中国人の在外活動のことについて針小棒大に騒いでいるのかな? という程度の印象しか持っていなかったのですが、どうやらそれはかなり甘い見立てで、現実にはかなり深刻なことが起きているようです。 まず、多くの海外派出所は世界各国の華僑団体やコミュニティなどをもとに、中国国の公安や共産党組織の公認を受けて設置されている形のものが多いようです。大使館職員の出入りがあるケースもあったといいますが、問題はそのほとんど(すべて?)が所在国に何の届出もせず、認可も得ずに活動しているということです。警察に限らず、ある国の公的機関がよその国で勝手に活動することは明確な国際法違反であり、主権の侵害にあたります。 それらの派出所は、多くの場合現地の中国人の免許証取得のサポートくらいしか

    輸出される「中国しぐさ」とどう向き合うべきか|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/06/12
    中国は、それぞれの小集団としての「ウチ」の規範を絶対に守るべきという考えの人が多い国です。優先されるべきはいつでも「ウチ」であり、「ソト」がそれをどう見るかは二の次なのです。
  • 多様性を否定する国が、多様な国を包摂する時代|華村@中国

    雲南省にあるモスクが、当局によって解体されようとしているニュースです。 これまでにも中国国内においてはモスクの「中国化」が進められてきており、相当数のモスクからあの特徴的な玉ねぎ型の屋根を持つ塔(ミナレット)が撤去されるなどしていました。 ただし今回は中国でも最大級のモスクに手がつけられようとしているということや、地元少数民族(回族)からの激しい抵抗があることなどから大きな話題を呼んでいます。警官隊との衝突なども起きているようです。反面、中国国内においては情報が統制されており、この件について検索しようとしてもロクな情報が出てきません。 ムスリムとしての回族は、宗教への風当たりが強い中国においても近年は大きな反発や衝突をすることなく、温和に中国社会と共存してきました。それこそモスクの「中国化」に対しても、これまで粛々と従ってきた現状があります(それは共存というより、「中国化」に抵抗したあとの

    多様性を否定する国が、多様な国を包摂する時代|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/06/07
    中国はむしろ多様性を否定し、単一性の中で人々をまとめあげ、大きな一つの「塊」としての力を持たせようとします。 その中では、宗教的な価値観の違いなど、軋轢を生むリスクでしかありません
  • 「正能量」「負能量」にみる中国人像|華村@中国

    近年(ここ10年くらい)の中国での流行語に、「正能量zheng neng liang」というものがあります。 ウィキペディア中国語版の記述によると、その意味はこんな感じです。 正能量在特定语境中通常指一种健康乐观、积极向上的动力和情感 (正能量とは特定の文脈で、健康的、楽観的、積極的で前向きなモチベーションや感情のことを指す) ウィキペディア中国語版「正能量」のページより、翻訳は筆者「能量」とは中国語で、特に物理学的な「エネルギー」を指す言葉です。そのほかにも、活力や精力などを指す言葉として使われることもあります。 それに「正」がついたことで「プラスのエネルギー」、つまり前向きでポジティブな心持ち、またはそういった感情に基づいてなされる行為などについていう言葉が「正能量zheng neng liang」となっています。 いつから使い始められたのかは定かではありませんが、2012年の時点では

    「正能量」「負能量」にみる中国人像|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/04/23
    中国の人々はの「プラスにフォーカスすることを好む」よりも、ひょっとしたらそれ以上に「マイナスにフォーカスすることをひどく嫌う」という傾向を持っている/「中国の人は明るくて楽観的」に違和感
  • 中国在住者がやっている、中国で暮らすリスクヘッジの話|華村@中国

    前後編になっていて、前編は中国での拘束はどういった場合に起きるのかという実態、後編ではそうした実態を受けてどのように行動すればいいのか(というよりどんなことを避ければいいのか)という指南になっています。 ひとりの在住者として、勉強になります。 +++++ この記事でも触れられていますが、日人として中国で生活していて、政治的な拘束を受けることは可能性で言えば極めて低く、ほぼ起こりえないものといって差し支えありません。 特に僕はただの野良在住者でしかなく、日系企業の重役として地域政府と折衝しなければならない立場にもありませんし、国家機密に関わるようなことを知りうる可能性もほぼゼロです。 ついでに言えば、上の記事で取り上げられているような日の官公庁から連絡が来た経験ももちろんありません(関係ないですが、日の官公庁からコンタクトがあったことが何らかの形で中国側に伝わって拘束されるというのは、

    中国在住者がやっている、中国で暮らすリスクヘッジの話|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/04/22
    外国人、特に日本人として中国国内に何かを発信することは、基本的にリスクでしかないと考えている
  • 中国は生成AIで覇権を取れるのか(無理じゃね?)という話|華村@中国

    中国の検索・AI大手の百度が出している対話型生成AI、「文心一言」が使えるようになりました。 リリース以来登録が殺到していて50万人待ちだったのですが、1ヶ月ほど待ってようやく使えるようになった形です。 まだあんまり触れていないので、その性能のようなものはそれほどわかっていないのですが、とりあえず第一印象では「ChatGPTよりできることがだいぶ少なそうだなあ」と感じています。 まずこの子、中国語と英語しか使えません。試しに日語で質問してみたところ、「質問の意味がわかりません」と中国語で返されてしまいました。 その後中国語で「ChatGPTくんはできるのに、なんで君はできないの?」と底意地の悪い煽り方をしてみたのですが、完全にスルーされました。都合の悪いことに答えない能力はGPTくんより上かもしれません。 その他にも会話の相手をしてもらったり、簡単な文章を書かせるなどいろいろなタスクを命

    中国は生成AIで覇権を取れるのか(無理じゃね?)という話|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/04/20
    中国の生成AIは、「政府(≒党)の言うことを聞く「政治的にただしい」AI」でなければならない/普遍的な価値観としてNGとされているような内容の他に、中国に特有の事情を汲んだ内容までをケアしなければならない
  • 「コロナアメリカ起源説」にみる、中国人の戦い方|華村@中国

    世界がもうすっかりコロナを忘れようとしているなか、アメリカ中国が引き続きコロナの起源をめぐってお互いの主張をぶつけあっています。 構図としては、アメリカ側が中国に対してコロナの発生源に関する説明責任を果たせと迫り、中国側がそれに対して「アメリカは根拠のないデマを振り撒いている」「発生源が中国と決まったわけではない」とやり返す形です。 そして、そうした中国側の反論の時にセットで主張されるのが、「コロナの起源はむしろアメリカではないのか」という論です。

    「コロナアメリカ起源説」にみる、中国人の戦い方|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/04/11
    中国の人々は相手の「正しくなさ」を徹底して取り上げることによって、相対的な自分の「正しさ」を担保しようとする/その際には根拠が乏しかろうとロジックが無茶苦茶であろうと、あらゆる材料でもって相手の瑕疵を
  • 「中国モデル」は世界を席巻するのか|華村@中国

    昨日書いた、いまの中国の行動指針である「中国式現代化」についてのマガジンがいつもに比べてまったく読まれず、悲しくなっております。 「中国式現代化」のヒキのなさというか、これまでの中国で採用されてきた「社会主義核心価値観」などのスローガンと比べた場合の、ミームとしての弱さがうかがえます。大丈夫なんでしょうか。 そんななかで不安なのですが、今日もこの「中国式現代化」に少し関連する話を書きます。 +++++ ジャーナリストの王志安さんが、まさにこの「中国式現代化」についての動画を出していました。 この動画の中で王さんは、「中国式現代化」の質とは「独裁体制の維持(西側的民主主義への拒否)」、「市場主義経済を援用した、経済発展を最優先とする政治」、そして「少数派の多数派への服従」という3点から述べています。 すべて西側的な価値観と対立するものに見えますが、実際に中国はこれらの価値観を基もといとした

    「中国モデル」は世界を席巻するのか|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/03/17
    デカい国土に暮らすあまりに多すぎる人々を、中国は宗教や思想によるおためごかしではなく、経済成長という実利で強引にまとめ上げてきました。そうして得られた14億人の団結による総進撃が「中国式現代化」の原動力
  • 3年ぶりの日本を振り返って。しんどさと、それでも感じた希望|華村@中国

    実はすでに中国に戻ってきております。 当はもうちょっと日にいるつもりだったのですが、緊急の用事ができてしまい、早めの中国戻りとなってしまいました。 日に滞在中もその急用の処理に追われていたり、そのせいで気持ちが落ち着かなかったりで存分に日を満喫することができず、帰国中の予定ややりたかったことをほとんど消化できない結果となってしまいました(会う約束をしていたのにドタキャンしてしまったみなさま、当に申し訳ありません……)。 そんなドタバタの中ではありましたが、今日はそんな中で体験した3年ぶりの日に感じたことについて、軽くまとめてみようと思います。 労働者の大変さが消費者に漏れ出している今回、いろいろなところに行って思ったのは、公共・民間かかわらず日のサービス提供者は当に大変なことになっているな、ということです。前々から日のサービス業は大変だという話はありましたが、僕がいなかっ

    3年ぶりの日本を振り返って。しんどさと、それでも感じた希望|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/02/24
    説明過多が原因でむしろ大事なことがわからなくなってしまうって、こんなに本末転倒なこともない/一周回って消費者・サービス享受者によくない影響を与え始めているのでは
  • 一時帰国で感じた日本の多様性の話|華村@中国

    引き続き、久々の一時帰国で思ったことを書いていきます。 今回は、「日って意外と多様性の国なんじゃないか」「少なくとも多様性に対応しようとけっこう頑張っているんじゃないか」と感じたことを、僕の普段住む中国との比較から考えていこうと思います。 いろんな支払いができるコンビニ3年ぶりに日に来てまず驚いたのが、小売店での支払いの方法の多様さです。 特に中国と比較して、日はキャッシュレス化が遅れているなどとよく言われていましたが、この3年間でコロナ禍が逆に追い風となったのか、その差はかなり縮まっているように思いました。 縮まっているどころか、ほとんどの場所が事実上QRコード決済に一化されてしまっている中国と比べて、それ以外の決済手段もほぼストレスなく使えるように選択肢が残されているという点では、日の現状も悪くないのではと思いました。 一番驚いたのは、セブンイレブンの支払いです。現金、クレジ

    一時帰国で感じた日本の多様性の話|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/02/22
    どこの職場にもいろんな人がいるように見えます。お年を召した人から高校生のアルバイト、そして外国人(留学生とか技能実習生が中心なのかな)が、協力しあいながら仕事をしています。
  • 日本の「元気な」お年寄りたちを見ていて思ったこと|華村@中国

    今回も、昨日に引き続き日でいろいろなところに出かけて思ったことを書きます。炎上係数が高そうなので全編読者限定です。

    日本の「元気な」お年寄りたちを見ていて思ったこと|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/02/21
    どこに行っても元気でヒマそうなお年寄りがいるなあ/その「元気」が現役世代や若者のリソースを消耗・浪費させるように作用している場面が、ちょっとばかり多い/どこかで「これ以上の対応は無理」という線引きを
  • 中国はいまも、これからもパクリ大国なのか|華村@中国

    中国におけるACG(アニメ・マンガ・ゲーム)カルチャーの中心的なポータルであるbilibiliにおいて、そこにアップロードされていた「幽冥詭匠」という漫画が、他作品から構図を丸パクリ(いわゆるトレス疑惑)していたことを理由に、アップロードを永久に停止する措置を受けた、という話です。 きっかけとなったのは、中国で特大ヒットとなったマンガ・アニメシリーズ「羅小黒戦記」の原作者であるMMTJ氏が、自身のSNSでこの「幽冥詭匠」においてあまりにも他作品(日の作品も多数含みます)からの構図のパクリが多すぎることを指摘し、中国のカルチャーの未来のために当該作品の公開を停止すべきだ、と各プラットフォームに求めたことです。 もともと同作品のパクリはこれまでにも一般のネット民から数多く指摘されてきたようなのですが、パクリ元が中国ではあまりメジャーではない作品だったり、古めの作品だったことなどから、大きくは

    中国はいまも、これからもパクリ大国なのか|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/02/11
    人々の意識のうえでパクリが「バレなきゃ別にいい」というレベルで捉えられている部分もまだまだ大きいです。人が多い中国でこのあたりを啓蒙していくのには、長い時間がかかるでしょう
  • 「感染9億人」でも混乱は起きていないが、それでも中国には残念なことがあるという話|華村@中国

    中国でのコロナの感染者が、すでに9億人を上回っているのではないかという話です。一見して、ものすごい数字です。 最初のニュース元とされている経済観察網の記事がなぜかネット上では読めない(404になっている)うえ、僕が調べた限りではそのニュースで引用されていたという「北京大学国家発展研究院」という機関のレポートも見つからなかったので、その内容は2次引用の記事などからしか知ることができません。 いちおう中国語圏に出ているそれらのニュースの内容によると、現在公開されている感染数をベースに、医療資源の利用率や全国へのアンケート調査などを通して数字を出した結果、すでに9億人が感染を経験しているのではという結論に至ったということです。アンケート調査では、回答者の80%が直近で高熱の症状を経験したという回答があったそうです。 1次情報にあたることができていないので、これらの結果がどれほど信用に足るものかと

    「感染9億人」でも混乱は起きていないが、それでも中国には残念なことがあるという話|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/01/14
    必要なのは、自分勝手な基準を持ち出して子どものようにわめき散らすのではなく、他国と基準を揃えたうえで理路整然と「自分達はこれだけのことをやった」と恥じることなく主張できること
  • 独裁の欠点は、「上がなんでも決めること」ではなくて|華村@中国

    中国は一党独裁の国といわれます。 そのような評価が「独裁」の定義として正しいかどうかは別として、たしかに中国中国共産党が多くのことに介入権を持つ国ではありますし、近年は個人崇拝も含めた習近平氏への権力集中が進んでいます。中国が独裁国家としての性格を強めていることはある程度事実でしょう。 仮に、中国がすでに現時点で「独裁国家」であるとしましょう。僕はそこにある程度長く暮らし、またコロナ禍という大きな事象を経験したものとして、その「独裁国家」に対する解像度を普通の日人よりは上げることができたのではないかと自負しています。 そんな中で、「独裁国家」が持つデメリットは、フィクションに出てくる独裁者や独裁国家のイメージでくくられるような、「横暴な為政者が民衆のことを顧みずに、私利私欲をもって国を都合のいいように作りかえてしまう」というものとはちょっと違うのではないかという考えを持つに至りました。

    独裁の欠点は、「上がなんでも決めること」ではなくて|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/01/10
    正当性の喪失を恐れる中央が民意に敏感になることで、非合理的な施策をやめられなかったり、その民意から漏れた特定の人々がどこまでも犠牲となってしまう
  • なぜ中国は正直になれないのか|華村@中国

    単品購読だと1記事300円なので、600円で25以上の記事が読めるこちらのまとめ買いが圧倒的にお得です。もし気に入っていただけたら、マガジンの購読(500円/月)や読み放題プラン(800円/月)もご検討お願いします。

    なぜ中国は正直になれないのか|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/01/07
    自分が相手に対して取る戦略が「相手の瑕疵を徹底的にとりあげる」というものだからこそ、自分はそれをやられないように、自分に関する情報を徹底的に隠そうとする
  • 「お気持ち」で世界から嫌われる中国、それでも同情されないのは|華村@中国

    こちらの英語記事によると、1月5日の時点で中国からの旅客に対して何らかの制限措置を開始している国は、15カ国ほどあるようです。その内容の多くは入国前の陰性証明やワクチン接種証明の提出、入国後の検査の義務づけです。 一番厳しいのはモロッコで、国籍問わず中国からの入国を一律に禁止するという措置をとっています。そのほか入国者が乗った飛行機の排水を検査するなど、変異株の持ち込みに対する警戒を強めている国もあります。 日はちょっと特殊なようで、陽性者の隔離を明文化している国はたぶん他にありません。……というかいま書きながら気づいたのですが、中国から日に入国した場合の隔離の日数は7日間と決まっていますが、その7日間を超えても陽性のままだったら一体どうなるんでしょう? まさか再延長? それとも隔離はしたからっていうことで放り出される? どっちにしてもやだなあ。あと、他の国では飛行機が到着してから陽性

    「お気持ち」で世界から嫌われる中国、それでも同情されないのは|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/01/06
    正直ムカついているので書いてしまいますが、中国自身が自国民のことも他国のことも信用せず、人を小馬鹿にしたようなレトリックと統計隠しばっかりやっているから、かえって誰にも信用されなくなってしまうのです。
  • 各地で下がる抗議のハードル、聞こえてくる花火の音と、「底」の足音|華村@中国

    年明け、中国では各地でちょっとした抗議運動が散発的に見られました。その内容は簡単にいうと「花火をやらせろ」というものです。 河南省の周口市で、若者が花火をやっていたところ警察の注意を受け反発。若者は暴徒化して花火を続行したほか、警察車両を破壊するなどの行為に及びました。SNSなどには狂乱しながら花火を振り回す若者の姿や、パトカーのナンバープレートをもぎ取り、果てはひっくり返す様子の映像が出回っています。 そのほかにも複数の土地で、花火を巡って現地警察と人々の衝突があったことようです。少なくとも河南省や山東省などの土地で、花火を規制しようとする警察と人々がトラブルを起こしていたことが報告されています。 背景として、そもそも中国では祝い事の際に厄払いとして爆竹を鳴らしたり、花火を燃やす習慣があります。派手な光や音で、邪気を追い払うという発想のものです。 しかし近年では騒音や煙など公害の問題で、

    各地で下がる抗議のハードル、聞こえてくる花火の音と、「底」の足音|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/01/04
    重石としての権力が人々にナメられ始めた時、どんなことが起こるか。おそらくは人々が本当に好き勝手をやる無秩序がどこまでも広がるようになり、安定した社会はむしろ遠のいていくことになるでしょう
  • 要注意な中国語ワード:「科学」(kēxué)|華村@中国

    の水際対策の変更に対して、中国が「科学的な防疫」を要求しているというニュースです。 まず、原文をあたってみました。外交部のホームページに会見の記録があったので、引用してみたいと思います。 法新社记者:日首相宣布自中国赴日的旅客抵达后需进行检测,印度也于近日宣布类似的举措。发言人对此有何评论? 汪文斌:疫情发生三年来,中国政府始终秉持科学精准原则,根据疫情形势变化,不断优化各项疫情防控措施,高效统筹疫情防控和经济社会发展,为全球团结抗疫和世界经济复苏作出了重要贡献。 当前,需要各方科学抗疫、携手共进,保障各国人员安全往来,维护全球产业链供应链稳定,推动世界经济恢复增长。中方始终认为,各国防疫措施应当科学适度,不应影响正常的人员交往。 +++++ フランス通信社記者:日の首相は、中国からの乗客は到着時に検査を受けると発表しました。インドも最近、同様の取り組みを発表しました。この件につ

    要注意な中国語ワード:「科学」(kēxué)|華村@中国
    isrc
    isrc 2023/01/04
    報道官が「科学」を連発しているのは、「その場その場において、みんなにとって最適な行動をとってきたし、これからもそうする」(繰り返しますが、そこに科学的論証の有無は関係ありません)という程度の意味
  • 中国への入国隔離撤廃に感じた、喜び以外の個人的な何か|華村@中国

    中国の新型コロナウイルス対策の見直しとして、入国者の隔離措置を撤廃するという話です。 もととなったのは、国家衛生健康委員会によるこの公告のようです。 中央人民政府のホームページ内よりスクリーンショット「新型冠状病毒肺炎」という名称が「新型冠状病毒感染」に変更されること、また1月8日よりこの「新型冠状病毒感染」が伝染病としての予防措置の対象とならないことが述べられています。 またそのほかの通知では、同じく1月8日からはこれまで入国に必要だった健康コードの申請などが撤廃され、48時間以内のPCR検査結果さえあれば入国が可能になるということ、また入国後の検査や集中隔離に関しても取り消しになるということが明記されています。さらには、これまでに行われてきた渡航人数や航空便の制限の撤廃も段階的に進めるとしています。 これまで数々の通知と、その実効性との乖離を中国国内で目の当たりにしてきたため、最初に見

    中国への入国隔離撤廃に感じた、喜び以外の個人的な何か|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/12/27
    この1ヶ月足らずの猛スピードでの方向転換は、僕に改めて「中国で起こることは、わからないものだ」ということを感じさせてくれました。
  • ドラッグストアで感じた、中国コロナの蔓延と本格的な不景気の足音|華村@中国

    昨日書いたように、いま中国では新型コロナウイルス規制が急激に緩和されたことにより感染者が激増していること、また自助努力での対策が必要になったこともあって、コロナ対策に必要なものが品薄になっています。 我が家については、基的なものは揃っているのですが、もうちょっと備えておいた方がいいかな、という状況です。でもネットでは何も買えないし、近所の薬局でも同じ。そこで昨日、ダメ元で近所のドラッグストア(屈臣氏(Watosons)といいう、香港系の大手ドラッグストアチェーン)に行ってみたんですね。 そこで、とある変化に気づきました。今日はそのお話です。 +++++ モールの2階にある、広々とした店舗に足を踏み入れた瞬間、僕は「人がめちゃくちゃ少ないな」と思いました。 といってもそれは、お客さんが少ないということではありません。僕が店に行ったのは昨日、つまり平日のしかも午前中だったので、お客さんは少な

    ドラッグストアで感じた、中国コロナの蔓延と本格的な不景気の足音|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/12/20
    店員さんに「なんで今日はこんなに店員が少ないの?」と聞いてみました。 すると答えは、「ほとんどが自分がコロナにかかるか、家族がコロナにかかって出られないから」というものでした。
  • 日曜日の思考メモ:感染めちゃ広がってるっぽい|華村@中国

    日曜日なので作り込んだ文章ではなく、考えていることを考えた順に吐き出す思考メモ的なものを思いつくままに書きます。危ういことも書いちゃいそうなので購読者限定(単品購入不可)の日曜用コンテンツです。 ちなみにいま時計を見た時点で当日の16時12分(中国時間)です。書くの忘れてたんだろ、とか言ってはいけません。焦ってなんかいません。当です。 はてさてどうなるやら。とりあえず駆け抜けてみますね。

    日曜日の思考メモ:感染めちゃ広がってるっぽい|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/12/18
    どうやら全国的にヤバいことになっているらしい。いっぽうで病院が埋め尽くされるんだろうな、とか思っていたが、そうでもないらしい。みんな感染が怖くてむしろ家にいるというのが大きいのかな。