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  • 量子暗号:東芝は夏以降に事業化へ NECも光伝送で高技術=種市房子 | 週刊エコノミスト Online

    東芝の量子暗号鍵情報送受信機(同社提供) 量子暗号を事業化する動きが出ている。 東芝は今年1月、仙台市内の7キロメートル離れた2拠点間で、数百ギガバイトを超えるゲノム配列データを量子暗号通信で伝送する実証実験に成功したと発表した。ゲノム情報は、究極の個人情報であり、データ量も膨大であるため伝送には課題が多かったが、東芝は高速・大容量で暗号鍵を生成・伝送できる独自技術によって、量子暗号がゲノム研究分野では実用化レベルに達したことを実証した。 「世界一」記録持つ東芝 こうした実績を引っ提げて、東芝は今年夏以降に、量子暗号サービスを事業化する計画だ。 東芝は量子暗号技術で複数の「世界一」記録を持つ。まず、鍵の配送速度だ。東芝は1991年から、量子暗号の基礎研究となる光子(光の粒)やその光源の研究・開発を進めてきた。この過程で2008年には、量子鍵配送で当時世界最速の毎秒1メガビット(伝送距離20

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