最近、デジタルヘルスあるいはデジタルヘルケア、スマートヘルスなど、IT技術と健康・医療・介護との関連記事が増えているように感じます。ヘルスケアの市場に、従来の医療機器の企業だけでなく、電子機器のメーカーやIT関連のメーカーなど様々な業種の企業も参入してきています。とはいっても、まだどちらかというと、新興IT企業やベンチャー企業で話題が先行していた感のあるデジタルヘルスですが、2015年4月には経済同友会が「デジタルヘルス ― システムレベルでのイノベーションによる医療・介護改革を」という政策提言を発表するなど、デジタルヘルスは成長の見込める分野として企業の大きな関心事になってきているようです。ちなみに、経済同友会の報告書は、①日本の医療・介護の現状、②デジタルヘルスによるイノベーション、③イノベーションの可能性:重点的に取り組むべき領域、④イノベーション実現に向けて――など17ページで構成