2020年4月29日のブックマーク (3件)

  • インフルエンザ、陽性と陰性は絶対か 検査の限界を知る:朝日新聞デジタル

    ちょっと古い話ですが、小さなお子さんを連れたお母さんが外来にやってきました。診察はともかく、「子どもにインフルエンザの検査をしてほしい」というのです。 お子さんが通園している保育園で、「インフルエンザではないこと」を確認してもらうように言われたというのです。当にそう言われたかどうかわかりませんが、正直なところ困惑しました。インフルエンザでは、すぐに結果が出る簡易検査が普及しています。鼻の奥やのどを綿棒でこすって診断キットと反応させると、赤い線が浮かび出てウイルスの存在を知らせてくれます。この簡便さが、このような単刀直入な要求につながるのでしょう。 さて、ここからが面倒な話です。 大体、世の中で人間が作ったものに100%確実というものはありません。私たちが診断で用いる検査の性能を表す指標としてよく使われるものに、「感度」と「特異度」があります。 「A」という病気を診断する「T」という検査が

    インフルエンザ、陽性と陰性は絶対か 検査の限界を知る:朝日新聞デジタル
  • インフルエンザの不顕性感染者が感染源となる頻度|Web医事新報|日本医事新報社

    No.4715 (2014年09月06日発行) P.66 高橋和郎 (大阪府立公衆衛生研究所副所長・感染症部長) 登録日: 2014-09-06 最終更新日: 2018-11-27 【Q】 不顕性感染のインフルエンザは,ほかの人への感染源となりうるか。 (岩手県 H) 【A】 インフルエンザウイルスの不顕性感染者(症状がまったく認められない感染者)が感染源となるかどうかについては,過去より議論されているが,信頼性のある研究報告は認められず,結論は不明である。回答ではその可能性について文献をもとに推論してみたい。 インフルエンザは飛沫感染,空気感染(エアロゾル感染),接触感染,の3経路により伝播されると考えられているが,各々がどれほどの割合で関与しているかは明らかでなく,また,検証も困難な課題である。 空気感染は,一部ではあまり関与していないであろうと考えられてきたが,近年,その重要性が再

  • 「清浄野菜」とサラダ油で発展した戦後のサラダ文化 「栄養と料理カード」でたどる昭和レシピ(12)サラダ | JBpress (ジェイビープレス)

    1935(昭和10)年創刊の月刊誌『栄養料理』(女子栄養大学出版部刊)の2号目から付録についたのが1枚の小さなカード「栄養料理カード」。健康に留意したおいしい料理が誰でも作れるように、材料の分量や料理の手順、火加減、加熱時間、コツなど納得のいくまで試作を重ね、1枚のカードの表裏に表現。約10×13cmの使いやすい大きさ、集めて整理しやすい形にして発表した。 この「栄養料理カード」で紹介された料理を題材に、『栄養料理』に約30年にわたり携わってきた元編集長が、時代の変遷をたどっていく。 なお、『栄養料理』は現在も刊行している(http://www.eiyo21.com)。 今でこそサラダは一般的な料理だが、かつて日の野菜料理といえばあえ物や煮物、漬物だった。サラダのように油を使い、野菜を生でべる習慣は、明治維新以降に入ってきた西洋の文化によるものである。 1872(明治5)年

    「清浄野菜」とサラダ油で発展した戦後のサラダ文化 「栄養と料理カード」でたどる昭和レシピ(12)サラダ | JBpress (ジェイビープレス)