東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)に立候補を表明している元首相の細川護熙氏(76)が、公約などの発表を告示前日に先送りしたことで波紋が広がっている。 都内の青年会議所が主催する公開討論会も、公約をギリギリまで明らかにしない細川氏の欠席で、主要候補も次々と出席を見送り、中止に追い込まれる異例の事態となった。 細川氏の公約発表は当初予定していた15日から17日に延期。その後も、「政策を練り上げるのに時間がかかる」(細川氏陣営)ことを理由に、告示日前日の22日にずれ込むことになった。 青年会議所主催の公開討論会は、告示前に行われるのが恒例だが、まず出席に難色を示したのが細川氏陣営。17日になって、元厚生労働相の舛添要一氏(65)が「全員そろわないと不公平」と欠席を決め、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)も辞退した。出席予定者は、前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)だけになり、開催当