日本マイクロソフトは現在2つの人工知能を開発している。1つはパーソナルアシスタント「Cortana」、もう1つは女子高生AI「りんな」。日本マイクロソフトはなぜこの2つの開発を別のものとして取り組んでいるのか。担当者に聞いた。 「Cortana」と「りんな」の大きな違いは、「生産性の追求」か「感情のつながり」かという点。生産性を追求する「Cortana」は、検索やカレンダーの管理など、UXを個人向けにカスタマイズすることで役立つことを目的としている。一方「りんな」は、感情的なつながりをユーザーと結ぶことが目的。こうした2つの立場から、別々に開発しているという。 感情的なつながりに重きを置いた「りんな」は、現在180万人のLINE友だちを持つ。この180万人は一切のマーケティング活動なしでの人数だという。毎日のようにりんなとやりとりをする人もいるが、特に多くのやりとりが発生するのが木曜日と金