大和ハウス工業は、ビジネス英語力テスト「TOEIC」の受験を全社員に義務づける。ハウスメーカーは従来、ほぼ国内だけでビジネス展開してきたが、今後は国内市場の縮小が見込まれるため、海外展開を見据えて英語力向上が不可欠と判断した。全社的なTOEICへの取り組みは住宅大手では初めて。 大和ハウスの全社員1万3723人(4月1日時点)を対象に10月から実施する。まず、社員一人一人の英語力がどれぐらいか見極めるため、今後1年の間に試験を受けてもらい、点数を把握する。 600点以上とった社員には報奨金制度も創設。600点以上なら3万円、700点以上だと5万円の祝い金、800点以上は10万円の語学学習費用の補助、900点以上は20万円の海外旅行、950点以上は語学留学をプレゼントし、学習意欲を高める。 最初の1回は全社員に受けさせるが、建築士や宅地建物取引主任者など業務上必要な資格の取得も多いため