群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、ツアーを企画した旅行会社とバスを運行した「陸援隊」(千葉県印西市)の間を2業者が仲介し、当初の発注価格を2万円下回る往復15万円で陸援隊が請け負ったことが4日、国土交通省関東運輸局の特別監査で分かった。同省は、安値での請け負いがバスの安全運行に影響を与えていなかったか調べている。 【関連記事】 自分で中国人向けツアー=「事故直前、意識なくなる」 過重勤務「ないと思う」=バス会社社長 「日雇い」と社長説明=容疑者、金沢便は初か 運行指示書作成せず=点呼もなし、違反多数 遠回りルート「走りやすい」=乗客に「申し訳ない」