東京電力の管内は8日、大雪と厳しい冷え込みで暖房などの需要が増え、電力の供給力に占める使用電力の割合(使用率)は「厳しい」とされる95%となり、今冬では1月15日と並んで最高となった。 8日の最大供給力4964万キロ・ワットに対し、午後5時台の使用電力は4761万キロ・ワット(速報値)に達した。 週末は工場などが休むため、使用電力は少なくなるが、大雪のため住宅や商業施設などで暖房の使用が増えたためとみられる。週末に使用率が95%に上昇したのは、震災後の冬シーズンでは初めて。
東京電力の管内は8日、大雪と厳しい冷え込みで暖房などの需要が増え、電力の供給力に占める使用電力の割合(使用率)は「厳しい」とされる95%となり、今冬では1月15日と並んで最高となった。 8日の最大供給力4964万キロ・ワットに対し、午後5時台の使用電力は4761万キロ・ワット(速報値)に達した。 週末は工場などが休むため、使用電力は少なくなるが、大雪のため住宅や商業施設などで暖房の使用が増えたためとみられる。週末に使用率が95%に上昇したのは、震災後の冬シーズンでは初めて。
読売新聞社が実施した少子化に関する全国世論調査(1月18~19日、面接方式)で、子供の数が減る少子化が、日本の将来にとって「深刻な問題だ」と思う人は93%に上り、国民の大多数が危機感を抱いていることが分かった。 今の日本を、子供を産み、育てやすい社会だと思わない人は64%で半数を超えたが、2006年調査と比べ12ポイント下がった。「思う」との回答は35%で、06年から13ポイント上昇した。仕事と子育てなど生活の両立や、男性の育児参加などに対する社会の理解が進んだことを反映したとみられる。 共働きの夫婦に子供が生まれた場合、どうするのが最も良いと思うか聞いたところ、「夫婦が交代で育児休業を取る」59%が最も多く、「妻だけが育児休業を取る」23%を大きく上回った。「妻が仕事をやめる」は8%だった。
認知症の人の医療・介護費と家族の介護負担の総額は、社会全体でどれぐらいになるのか――。 こうした「社会的費用」を推計するための調査に、厚生労働省の研究班が乗り出す。2014年度末までに試算を行い、今後どの程度の財源が必要になるのかの検証や、費用の効率化、介護の負担軽減などの政策づくりにつなげる狙いがある。 社会的費用は、医療・介護費などの直接費用と、家族による無償ケアの間接費用を合計して算出する。 医療・介護費は、国の患者調査や介護保険の給付費実態調査などのデータを活用できるが、家族によるケアの状況を表すデータはない。そのため、来月以降、介護家族らの協力を得て、見守りや食事、トイレの介助など、介護にかかった時間や内容を1週間記録してもらう。全国約1000人に調査し、介護にかかった時間に、介護労働者の標準的な賃金を掛けて、無償のケアの費用を試算する。 これまでのデータで、医療費は数千億円、介
裁判員裁判で被告の量刑を話し合う評議の進め方について、全国の60地裁・支部が初の検証に乗り出すことが分かった。 裁判員制度の導入後、検察の求刑を上回る判決が増え、裁判官らの間で「他の裁判員裁判の量刑と不公平が生じる」との懸念が強まっており、裁判官が量刑の決め方などを十分に裁判員に説明できているかどうか調査する。各地裁は今夏までに検証を終える予定で、評議のあり方の見直しにつながる可能性がある。 裁判員制度が導入された2009年5月から13年10月までに判決が言い渡された5794人のうち、約50人に求刑を超える刑が言い渡された。年平均で約10人に上り、裁判官裁判時代の平均2~3人を大きく上回る。 例えば、女児の頭を床に打ちつけて死なせた傷害致死事件では、「児童虐待には厳罰を科すべきだ」として、両親に求刑(懲役10年)の1・5倍の懲役15年が言い渡された。姉を包丁で刺殺した発達障害のある男が、再
安倍首相(自民党総裁)は19日のNHKの討論番組で、党東京都連が都知事選(2月9日投開票)で元厚生労働相の舛添要一氏の支援を決めたことに関し、「都連の判断を尊重したい。2020年の東京五輪を任せることができるのは舛添さんだ」と語った。 小泉元首相(元自民党総裁)が「脱原発」を掲げる細川元首相を支援していることについては、「政治経験を重ねた方々が東京都をどうすべきかとの議論に参加していただくのは有益だ」と述べるにとどめた。 同じ番組で、細川氏を支援する民主党の海江田代表は、「ビラを配ったり、ポスターを貼ったり、オーダーに応じて汗をかく」と語った。生活の党の小沢代表も「脱原発の方向性、考え方は一緒」と述べ、細川氏を支援する考えを示した。
安倍首相は17日、東京都内で開かれた日本記者クラブの会合で、都知事選に立候補を表明している舛添要一元厚生労働相を支援する考えを明らかにした。 首相は、都知事の条件として、2020年東京五輪・パラリンピックが開催されることを見据え「世界から障害がある方々もたくさん来る。バリアフリーの町づくりを進めることができる人物でなければならない」と述べた。また、都政が抱える高齢者や待機児童解消など社会福祉の問題に対応できる能力が必要だとの認識を示し、「舛添氏は第1次安倍政権、その後もずっと厚労相を務め手腕に期待できる」と話した。
【ワシントン=中島達雄】2025年からの火星移住を目指すオランダの民間非営利団体「マーズワン財団」は12月30日、約20万人の移住希望者の中から1058人の候補者を選んだと発表した。 この中には、男女5人ずつ計10人の日本人が含まれているという。 今後、医学的な検査や訓練などを経て最終的に24人に絞り込む。25年には最初の4人が火星に住み始め、その後、2年ごとに4人ずつ増やしていく計画だ。移住者は二度と地球に戻らない。地上での訓練や火星に居住している様子をテレビ放映し、資金を集めていく考えだ。 同財団は2013年4~8月に移住希望者を募集。技術力や安全性を疑問視する声もあったが、世界中から20万2586人が応募した。希望者が提出した1分間のビデオメッセージや書類などを審査し、107か国・地域から1058人を選んだ。
政府は2014年度から、20年開催の東京五輪・パラリンピックを支えるボランティアの育成に乗り出す。 14年度に国内外のスポーツボランティアの実態を調査するほか、早ければ15年度に、希望者を地域ごとに登録して派遣する「ボランティアバンク」制度を創設する。大会運営だけで8万人のボランティアが必要とされる東京五輪に向け、準備を進める方針だ。 大会組織委員会を作る東京都によると、大会期間中に国内外から東京を訪れる人は、のべ1000万人に上る見通しだ。東京五輪開催に必要なボランティアは、6万~7万人が活動したとされる昨年のロンドン五輪を上回り、過去最大規模になるとみられている。地方で各国の選手団が事前合宿などを行うため、東京以外の各地でもボランティアの確保が必要になる。 東京五輪で想定されるボランティアの種類は、選手や観客の誘導・案内、通訳、警備や記録係の補助、チケットの確認、清掃作業など幅広い。
愛知県江南市の元職員が他人になりすまして税務署に虚偽の確定申告をした事件で、有印私文書偽造・同行使などの疑いで逮捕された同県扶桑町、無職荻野友宏容疑者(36)が「潰し情報」と題した137人分の個人情報を自宅のパソコンに保存していたことが愛知県警への取材でわかった。 県警によると、潰し情報には家族構成や生年月日、転居先などの情報があり、5段階にレベル分けされていたという。県警は荻野容疑者が窓口時代に対応した市民らを含め、何らかの手段で不正に個人情報を入手したとみている。個人情報の中には「税務署アタックをかけた」など、荻野容疑者が他にも同様の嫌がらせをしていたことを示唆する記録が残っており、県警が事実確認を急いでいる。
神奈川県で起きた逗子ストーカー殺人事件で、三好梨絵さん(当時33歳)が殺害される前日、逗子市役所納税課の端末から三好さんの個人情報にアクセスした記録が残っていたことが7日、分かった。 同市役所には、三好さんの納税情報を照会する電話があったことが分かっており、愛知県警は、不正競争防止法違反容疑で逮捕した東京都目黒区の調査会社実質経営者・小浜博敏容疑者(59)が、三好さんの住所を入手した経緯を調べている。 7日に記者会見した逗子市の小田鈴子副市長によると、事件前日の昨年11月5日、納税課から三好さんの納税記録にアクセスがあった。 個人情報が外部に流出したかどうかは確認できていないという。 事件後、警察から問い合わせがあり、同課の職員9人から聞き取り調査を実施した。 アクセスがあった当時、複数の職員が端末を操作しており、職員らは「記憶にない」と説明し、誰がアクセスしたか特定できなかった。小田副市
任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」を使って出会い系サイトで知り合った女児(12)にみだらな行為をしようとしたとして、茨城県警は5日、千葉県柏市花野井、会社員石飛周容疑者(36)を強姦未遂容疑で逮捕した。 県警は同日、女児の他にも複数の女児が別の男3人から同様の被害に遭っていたとして、3人を強姦や強制わいせつなどの容疑で逮捕、うち2人はすでに水戸地裁で執行猶予付きの有罪判決を受け、もう1人は10月に強姦容疑で再逮捕されていると発表した。 発表によると、石飛容疑者は2月11日午後3時頃、笠間市内のホテルで、女児にみだらな行為をしようとした疑い。女児は3DSでインターネットの出会い系サイトに接続し、石飛容疑者と知り合った。女児の親はネット接続できないようゲーム機を設定したが、女児が解除していた。
千葉県松戸市で2009年10月、千葉大4年の荻野友花里さん(当時21歳)がマンションの自室で殺害された事件で、東京高裁は8日、強盗殺人罪などに問われた無職竪山(たてやま)辰美被告(52)を死刑とした1審・千葉地裁の裁判員裁判の判決を破棄し、無期懲役の判決を言い渡した。 村瀬均裁判長は「犯行には計画性がなく、同種事件で死刑がなかった過去の例からすると、死刑の選択がやむを得ないとは言えない」と指摘した。 最高裁によると、裁判員裁判の死刑判決が控訴審で破棄されたのは2例目。いずれも1人殺害のケースで、高裁が裁判員裁判の厳罰化に歯止めをかけた形だ。 控訴審では、死刑を適用すべきかどうかが最大の争点となった。 村瀬裁判長は1審判決と同様に、竪山被告が殺意を持って荻野さんの胸を包丁で刺すなどして殺害したと認めたが、荻野さんの部屋に侵入したのは金品を盗むためだったとし、「計画的な殺害とはいえない」と判断
イベント費用などを賄うための「少子化危機突破基金」(仮称)を2014年度から創設する案が出ている。安倍内閣が力を入れる少子化対策の一環で、内閣府が7日に開く「少子化危機突破タスクフォース」(議長・森少子化相)の部会で、有識者を交えて具体的な議論を始める。 内閣府では、結婚から出産まで幅広く活用できる基金をすべての都道府県に設け、男女の出会いの場を地域ぐるみで企画する大規模イベント「街コン」などの費用を補助する仕組みを想定している。結婚しても経済的な理由で出産をためらう夫婦がいることを考慮し、新婚家庭や子どもの多い家庭が公営住宅に優先的に入居できるための支援も行いたい考えだ。 関西大の宮本勝浩教授(理論経済学)が5月に発表した試算によると、300人規模の街コンを年間2000回行った場合、交際を始めたり、結婚を決めたりしたカップルのデート代や結婚費用などで経済効果は年間約1400億円に上った。
1日午前11時30分頃、横浜市緑区中山町のJR横浜線鴨居―中山駅間の川和踏切で、線路上に倒れていた同区の男性(74)を助けようと踏切内に入った同区台村町、会社員村田奈津恵さん(40)が、下り普通電車にひかれ、死亡した。 男性は鎖骨骨折などの重傷だが命に別条はないという。 男性が線路上に倒れていた経緯を含め、緑署が事故の状況を調べている。 発表によると、現場は警報機と遮断機のある幅約10・8メートルの踏切。 村田さんは父親の恵弘さん(67)が運転する乗用車の助手席に乗り、踏切前で電車の通過を待っていたが、線路に倒れていた男性に気づいて車を降り、遮断機の下りた踏切内に入ったという。男性はレールの内側に倒れており、その上を電車が通過したとみられる。 踏切は中山駅の南東約250メートル。周囲に商店や住宅が立ち並び、交通量は多い。 JR東日本横浜支社によると、この事故で同線は上下線10本が運休、14
無差別殺傷事件を起こして2000~09年度に有罪が確定した元被告ら52人のうち、約6割が社会的に孤立し、4割以上は自殺未遂を経験していたことが法務省の初の研究報告で明らかになった。 報告では「元被告らは社会的弱者の一面が強い」と指摘し、孤立を防ぐことが再発防止につながると強調している。 「学生時代に受けたいじめを思い出し、いら立ちを晴らそうとした」「自分だけが不幸だと感じ、幸せそうな人を狙った」 報告書で示された犯行動機からは、社会への強い不満と絶望感がうかがえる。 調査は近年、無差別殺傷事件が相次ぎ、治安に不安を感じる人が増えていることから実施された。裁判記録や刑務所の処遇記録などを基に、受刑者の犯行前の生活状況などを調査・分析した研究は初めてだ。 対象は10年3月までの10年間に有罪が確定した犯行時10~60歳代の52人(死刑確定6人)。大阪教育大付属池田小で01年に起きた児童ら23人
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