コンテナ技術とは その2 コンテナ技術は、実行環境をホストOS上に論理的な区画を造り、他のプロセスから隔離し、その区画の中でアプリケーションを動作させる技術です。 コンテナ技術は一見すると仮想マシンと同じような技術と思われがちですが、コンテナは仮想マシンと比べてオーバーヘッドが少なく、軽量で高速に動作するのが特徴です。 通常、ホストOS上で動作する様々なアプリケーションは、同じシステムリソースを共有します。データを格納するディレクトリも共有しますし、同じIPアドレスで通信します。そのため、複数のアプリケーションで試用しているミドルウェアやライブラリのバージョンが異なる場合は、それぞれのアプリケーションで影響を受けないようにする必要があります。 これに対してコンテナは、OSやディレクトリ、IPアドレスなどのシステムリソースを、個々のアプリケーションが占有しているかのように扱うことができます。