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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (7)

  • 活字中毒R。

    『「働きたくない」というあなたへ』(ズーニー山田著・河出書房新社)より。 (『ほぼ日刊イトイ新聞』の連載「おとなの小論文教室。」をまとめたの一部です。ズーニーさんに送られてきた「竜巻小僧」さんのメール。 【〈ラクと別物、わかってるつもりが……〉 ”楽しく生きる”は、”楽に生きる”ではない。 けれど、いつのまにか私たちは後者を前者の意味で使ってしまっている。”楽な生き方”を選んでいるならまだマシ。実際は選んだつもりで選ばされている。自分が楽だと思っている裏には、しんどいことを引き受けてくれている人がいる。それを忘れている人は想像力が欠如しているのでしょう。苦労することが不幸せなのではなく、生きていてもろもろつきまとう苦しさを楽しめる人が幸せなのではないでしょうか? ふと、あるラジオ番組で明石家さんまさんが言っていたことを思い出しました。10代のころ、笑福亭松之助師匠のところで弟子っ子修行を

    ite
    ite 2010/11/14
    モチベーションの上げ方の実例。ソーヤー効果。
  • 活字中毒R。- 『タクティクスオウガ』の「カオス」から抜けられない女

    『ユリイカ 詩と批評』(青土社)2009年4月号の「総特集・RPGの冒険」より。 (特集のなかの「鼎談・われらの道(RPG)はどこにある」の一部です。鼎談の参加者はブルボン小林さん、飯田和敏さん、米光一成さん) 【米光一成:物語とかを提示してみせるのではなく場としての世界を提出すること、つまり、今のゲームが何でもできるようなある種の「世界」を作るっていう方向に行っているのは、やっぱりゲームならではの語り口なのかもね。 ブルボン小林:それで思い出したけど、知り合いのデザイナー……というか、『ユリイカ』の表紙を装丁している名久井さんだけど、彼女が『タクティクスオウガ』を最近また買って遊んでるらしいんだけど、あれってシナリオが「ロウ(law)」「カオス(chaos)」「ニュートラル(neutral)」って大きく三つに分岐していくんだって。名久井さんは以前に「カオス」で解いたことがあって、当時は他

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    ite 2009/04/15
    こういうのはゲームならではの体験だと思う。他ジャンルの芸術作品とは質的に異なった体験を与えられるというのは特筆すべきことで、ここを突き詰めると面白いことがわかりそうだ。
  • 宮崎駿監督を悩ませた、『風の谷のナウシカ』の「3つのラストシーン」 - 活字中毒R。

    仕事道楽―スタジオジブリの現場』(鈴木敏夫著・岩波新書)より。 【『ナウシカ』というと、ぼくがいつもふれるエピソードが二つあります。 一つは製作終盤のときの話。当然のように、どんどんどんどん制作期間をっちゃって、映画がなかなか完成しない。さすがの宮さん(宮崎駿監督)もあせった。じつは宮さんというのは、締切りになんとかして間に合わせたいタイプの人なんです。それで、彼が高畑(勲)さんとかぼくとか、関係する主要な人をみんな集めて訴えた。「このままじゃ映画が間に合わない」と。 進行に責任を持つプロデューサーは高畑さんです。宮さんはプロデューサーの判断を聞きたいと言う。そこで高畑さんがやおら前に出て言った言葉を、ぼくはいまだによく覚えています。何と言ったと思います? 「間に合わないものはしようがない」 高畑さんという人は、こういうときよけいな形容詞を挟まない。しかも声がでかい。人間っておもしろい

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    ite 2008/09/02
    「なんで1週間に1本放映しなければいけないのか」とか酷過ぎるwwしかもネタじゃなくてマジで議論w空気嫁www
  • 活字中毒R。「十人のうち九人まで汚職している環境で一人だけ清潔なら、どうなると思う?」

    『北京大学てなもんや留学記』(谷崎光著・文春文庫)より。 (中国の名門中の名門・北京大学での留学体験記の一部です。中国人学生たちの「賄賂」についての考えかた) 【学内だけではなく、学校周辺の小さな店に行くのも楽しい。こういう店には中国人学生に連れていってもらった。 北大(この文章での「北大」=「北京大学」です)西門近くの手羽焼き屋さんは週末の夜は真夜中までやっていて、炭火がぱちぱちとはぜ、そこに上からスパイスをふりかけると、パッと赤く燃えあがる。夏は校内の外れに屋台も並ぶ。試験が終わると飲んだくれるのは、どこの国の学生も変わらない。 官僚になる人も多いこの学校では、卒業後の切実な問題は「汚職にかかわるか否か」。 「どうするんだ、公務員試験受ける?」 「だけどなったら非貪不可(フエイタンブク・汚職しないわけにはいかない――「非〜不可」の構文が一発で記憶できるいい例文です)だしなぁ。危険だ」

  • 活字中毒R。 『徹子の部屋』が、「一切編集をしない」3つの理由

    『聞き上手は一日にしてならず』(永江朗著・新潮文庫)より。 (ライター・永江朗さんが、各界の「プロの聞き手」10人に「聞き方の秘訣」についてインタビューしたから。黒柳徹子さんの回の一部です) 【永江朗:『徹子の部屋』は世界でも珍しい長寿番組になりましたね。ひとりで司会するトーク番組としては世界最長だとか。長く続くからには、それだけ画面にはあらわれない苦労も多いと思います。収録の前には、どの程度、スタッフとミーティングをするんですか。 黒柳徹子:月曜、火曜で6録っています。当は5でいいわけですけど、少しずつ余裕を見て。6録れば、1ヶ月で4のストックができます。何があるかわかりませんからね。ユニセフの仕事海外に出かけるため、夏休みとして収録を2週お休みします。芝居の舞台稽古があって休むこともあります。毎週、金曜日に打ち合わせをするのですが、いまディレクターが14人ぐらいいまして、

  • 活字中毒R。

    「ダ・カーポ」605号(マガジンハウス)の特集記事「テレビ、不都合な真実!」の『嗚呼!ザ・テレビマンの実像』より。 【テレビ局社員の平均年収は間違いなく全業種の1位だ。中でもダントツを極めるのはフジテレビの1574万円(従業員数1384人、平均年齢39.7歳)。以下、在京キー局ではTBS、日テレビテレビ朝日、テレビ東京と続き、NHKも1163万円となっている。ヤフーのようなネット系企業の2倍以上の給与水準となっているのだ(ヤフーの社員の平均年収は610万円(従業員数1959人、平均年齢32.6歳)。 「あるある」事件で社長が引責辞任した関西テレビも平均で1500万円、部長クラスで2000万円、局長クラスで3000万円は下らないと言われている。ちなみに、フジの社長の年収は約9000万円。働けど働けど年収300万円に満たないワーキングプアが増える今、テレビマンの厚遇ぶりにはやはり嫉妬してし

  • 活字中毒R。:『花の慶次』誕生秘話

    「九州スポーツ」2006年12月1日号の記事「ジャンプ653万部編集長・堀江信彦氏『マンガ編集人熱伝』」(構成・古川泰裕)より。 【「花の慶次」は、いろいろと思い出深いんだ。あれはちょうど連載担当がない時だったな、原(哲夫)君も「北斗――」が終わって何もしてなかったから、「次の連載何がいいかな」なんて考えながら神保町の三省堂にブラリと行ったんですよ。そしたら「男の中の男を見た」というポップがあって、偶然手に取ったのが隆慶一郎(1923-89)さんの「吉原御免状」だった。「おもしろいなあ、この先生に会いたいな」と思って、ツテをたどっていったら「今、病院にいる」と。僕は「人間ドックかな」ぐらいに思ってたんだけど、病院に会いに行ったら、点滴のスタンドを引っ張りながら来るご老人がいる。それが隆さんだった。ただ作品が面白いという思いだけで行ったから、年も病状も知らなかった。その時は「宮武蔵のような

    ite
    ite 2006/12/07
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