青森県六戸町の20歳代職員の男性が、大学を卒業できなかったのに大卒と偽り、大卒程度が要件となる「上級一般行政職」として採用され、約6年間勤務していたことがわかった。 男性は8月10日付で依願退職し、その後、男性が本来該当する「中級」職との給与差額約145万円を町に返納した。町は学歴詐称が発覚するまで、男性に卒業証明書などの提出を再三求めたが、確認が不十分だった。町は「男性は懲戒処分されたわけではない」として、事実を公表していなかった。 町総務課によると、県内の大学に在籍していた男性は、2009年4月に町役場に就職。08年夏の採用試験では「卒業見込み証明書」を提出していたが、09年春以降、町が卒業証明書の提出を求めると「大学側に申請中。もう少し待ってほしい」などと釈明し、その後も提出を催促したが、そのたびにはぐらかされたという。 男性は、税務課や福祉課、町教委教育課などで勤務したが、上司への
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