先日、植物園で花の写真を撮っていると、見知らぬおばさんに声をかけられた。 話に流れは端折るけど、おばさんに「あなたは植物学を研究していたのですか?」と聞かれ、「そうです。」と返答すると下記の様な質問がきた。 「市販のタネはタネとりできないと聞くけど、それは本当ですか?」と おそらくおばさんはF1種子について聞いてきたのだろうな。 それを前提にして、「タネとりはできるけど、そのタネで栽培しても期待する収量は得られませんよ」と返答した。 確かにタネが出来ない雄性不稔性という形質はあるけれど、雄性不稔性のタネなんてなかなかないだろう。 販売までの管理がめんどいし。 倍数体という手もあるけど、これも同様に管理がめんどい。 諸々の特徴はおいといて、これらの理由からF1種子であることはおそらく正しい。 で、F1種子は何か?って話になるけど、F1というのは遺伝学で使う記号みたいなもので、1st Fili