ソフトウエア開発のアステリアは27日、同日から3月13日まで、契約社員やアルバイトなどの非正規を含む全社員を対象に、37・5度以上の発熱時は、自宅などでのテレワーク(遠隔勤務)を禁止して出勤扱いにすると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、年度末で有給休暇の残り日数が少ない社員でも安心して休めるように配慮した。感染の状況をみて、延長なども検討する。 感染拡大により、多くの企業でテレワークの導入が広がっているが、体調が悪くなっても自宅で仕事をする人は少なくないとみられる。これでは感染の拡大を防ぐうえでの妨げになりかねない。同社のような発熱時の出勤扱いとする企業は今後増えそうだ。 同社は感染対策として、1月から、国内外への出張の原則禁止、社外との打ち合わせや商談における電子メールやテレビ電話などの活用、テレワークや時差出勤の奨励などに取り組んでいる。