携帯電話事業者が、特定の動画サイトやSNSを利用した際のデータ通信量を料金プランの通信容量から差し引かず、見放題にする「ゼロレーティング(カウントフリー)」という仕組みについて、総務省は電気通信事業法に基づく指針を作って一部を規制する方針を固めた。 【写真】中央合同庁舎第2号館にかかる総務省の看板=2019年2月8日、千代田区霞が関 昨秋導入したソフトバンクでは「ウルトラギガモンスター+(プラス)」というプラン名で、ユーチューブやアベマTV、LINEなど10(当初は8)の動画サイトやSNSを使い放題にして、毎月定額の通信料で使えるデータ量にカウントしていない。一部の格安スマホ事業者も、無料や月数百円程度でユーチューブなどが使い放題になるサービスを展開している。 ゼロレーティングの対象になった大手動画サイトやSNSの利用者が伸びる一方で、中小の事業者は不利な立場に置かれ、公正な競争を妨げると