突然自分のいる座標が、地についていない宇宙の闇の中にポツンと塵のように、孤立して在るように感じられる。
昔、ぼくがまだ中学生だった頃だと思うけど、荒木経惟が「女校生・偽日記」という映画をつくった。「独占! 大人の時間」とか、そんな風な、子供の見てはいけない番組で、荒木氏がその映画について喋っていたのを憶えている。ぼくは、隠れてこそこそとその番組を見てた。まだ、テレビが一人に一台という時代じゃなかったのだ。 その映画を実際に観たことはないし、観たいとも思わないけど、「偽日記」という言葉はずっと頭の隅にのこっていた。なんとなく気になる言葉だった。 「偽日記」という言葉に、特別に意味があるわけじゃないけど、まあ、必ずしも本当の事だけを書いているわけではない、といった程度にとってください。でも、日記ってみんなそうかも。 ●展覧会のお知らせ● 「組立」永瀬恭一×古谷利裕展 (「組立 paint/note reallink」) 会期:2008年6月16日(月)~29日(日)会期中無休 会場・共催:mas
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