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ブックマーク / number.bunshun.jp (54)

  • “伝説の走る民族”ララムリは、なぜUTMFを完走できなかったのか? - 陸上 - Number Web - ナンバー

    「マジか、これは大変なことになるぞ!」 その情報を聞いた時、私はそう思った。 2015年のトレイルシーンの最大のトピックと言ってもいいだろう。世界的なベストセラー『BORN TO RUN~走るために生まれた』(NHK出版/以降『BTR』とする)に登場した“世界最強の走る民族”と呼ばれるララムリが「日で、それもウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)に参戦する!」という情報はSNSを通じて瞬く間に広がった。 2013年、彼らが住むコッパーキャニオンに行き、一緒に走ったことがある私は、その縁もあって来日プロジェクトの統括ディレクターを務めることになった。来日準備からレース当日、各種メディア対応や、事のフォローなど、離日するまでの一切を任されたのだ。 高機能シューズ全盛のこの時代、古タイヤの底に革紐だけというサンダルスタイルで走る謎多き民族タラウマラ。あのグランドキャニオンの4倍の規模と

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  • マラソン世界新記録2時間2分22秒が出る日は遠くない。(小川勝)

    マラソンの世界記録は現在、ケニアのデニス・キメットが持つ2時間2分57秒。その記録をデータから読み解くと、更なる記録、2時間2分22秒も夢ではないことが見えてきました。 好評発売中のNumber Do「ランの未来学。」より、記事の一部を公開します。 男子マラソンは今、陸上競技の全種目の中で、最も活性化された状況にある。2008年以来、過去7年間で4度も世界記録が更新されているのである。これは、驚くべき状況だ。なぜなら近年、陸上競技の世界記録は、なかなか更新されなくなっているからだ。 五輪種目になっている男女合計47種目の中で、世界記録が10年以上出ていない種目が29種目ある。たびたび記録が出ているのは、女子のハンマー投や3000m障害といった歴史の浅い種目だ。古くからの種目で、過去7年間で4度の世界記録という男子マラソンは、まったく例外的な状況だ。 世界歴代10傑の記録はすべて'08年以降

    マラソン世界新記録2時間2分22秒が出る日は遠くない。(小川勝)
  • なぜ4トライを狙いに行かなかった?サモア戦で選手が感じた真の力量差。(大友信彦)

    ワールドカップ(W杯)の2勝目までかかった時間が24年。そこから3勝目までは、わずか2週間だった。 いや、時間の問題ではない。ラグビー日本代表が今大会2勝目、ワールドカップ通算3勝目をあげる80分間を目撃しながら「これほど、当たり前に勝ってしまうのか」という思いが頭をよぎってしまった。 そして、多くの人が抱いたであろう「なぜボーナスポイントを取りに行かなかったのか?」という思いも。 初戦で強豪南アフリカを破ったとはいえ、2戦目でスコットランドに完敗し、日の8強進出は、険しい道のりとなった。 1試合に4トライ以上、あるいは7点差以内の負けに与えられるボーナスポイントを、日は2戦目まで獲得できていなかった。南アフリカ、スコットランドと勝ち数で並んでも、勝ち点差で下回ったら、決勝トーナメントには進めないのだ。8強進出の可能性を少しでも高めるには、日は4トライを狙っていくべきではないのか?

    なぜ4トライを狙いに行かなかった?サモア戦で選手が感じた真の力量差。(大友信彦)
  • 大迫傑の5000m予選敗退は快挙だ!日本人が苦しんだ「中間走」を克服。(生島淳)

    大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)は5000メートルで13分45秒82、1組目の7着となり、決勝進出はならなかった。 新聞によっては、ただこれだけの文章で済ませてしまうのかもしれない。 しかし、これではどれだけ大迫が中身のあるレースをしたのかがまったく伝わらない。正直、私は大迫の走りを見て感激したほどだ。 では、どこが大きな収穫だったのか? まず、世界選手権の男子5000メートルで過去、日人は決勝に進んだことがない。ある意味、短距離よりも「遠い」種目だったのだ。 私も過去、オリンピックや世界選手権で、箱根駅伝を走ったようなエリートランナーたちがアフリカ勢のギアの上げ下げに対応できず、置き去りにされるのを何度も見てきた。そして腰の位置が落ち、どんどん離されていく――。 しかしこの日、大迫は違った。 今までの日人がついていけなかったペースに対応! 「1組目が遅くなるのは分かっていまし

    大迫傑の5000m予選敗退は快挙だ!日本人が苦しんだ「中間走」を克服。(生島淳)
  • 松野明美、高橋尚子から田中智美へ。女子マラソン選考問題は終わらない。 (金哲彦)

    またしても、女子マラソンの選考問題勃発。 仲の良い解説者仲間である増田明美さんが疑問を呈す。そんな、笑えないニュースまでも伝わってきた。 普段は温厚な増田さんだけど、筋が通らないとなると話は別。陸連担当者の煮え切らない返答に、言葉を選びながらも頬を紅潮させながら力説した姿が目に浮かぶ。 まずは、8月に開催される「世界陸上北京大会」女子マラソンの選手選考問題をおさらいしてみる。代表に選ばれたのは、前田彩里、伊藤舞、重友梨佐の3人だった。 近年、世界大会への選考基準は事前に明文化されて発表されることになっている。今回の選考基準を要約すると下記の4つとなる。 1. 仁川アジア大会で金メダルをとること。 2. 横浜大阪、名古屋の国内選考レースで日人3位以内になること。 3. 基準2を満たし2時間22分30秒を切ること。 4. 基準2を満たしナショナルチーム所属で「大会で活躍が期待できる競技者

    松野明美、高橋尚子から田中智美へ。女子マラソン選考問題は終わらない。 (金哲彦)
  • 日本女子はなぜ5分以上遅くなったか。マラソンと駅伝を巡る不都合な真実。(松原孝臣)

    昨年11月に行なわれた横浜国際女子マラソン、1月の大阪国際女子マラソンと、今夏の世界選手権のマラソン女子日本代表選考を兼ねた大会が2つ終わった。 残るは3月の名古屋ウィメンズマラソンだが、ここまでは非常に厳しい状況と言える。 日陸上競技連盟が定めている派遣設定タイムは、2時間22分30秒。だが、横浜で優勝した田中智美の記録は2時間26分57秒。大阪では日勢最上位の3位となった重友梨佐が2時間26分39秒。 ロンドン五輪以降、苦しんできた重友の復調は明るい話題ではあったが、日女子の現状は、芳しいものとは言えない。 派遣タイムが厳しいから、その記録に近づけないというわけでもない。以前の日女子であれば、決して遠くはなかったタイムだ。 振り返れば2000年代前半には、高橋尚子、野口みずき、渋井陽子と3人の選手が2時間20分を切っている。 '03年には坂直子と千葉真子が2時間21分台を出し

    日本女子はなぜ5分以上遅くなったか。マラソンと駅伝を巡る不都合な真実。(松原孝臣)
    itotto
    itotto 2015/02/15
    要はマラソンはお金にならない(逆に駅伝はお金になる)ってことだけかも知れない
  • <6大レースを駆け抜けて> ワールド・マラソン・メジャーズを走る日(南井正弘)

    一度でいいから走ってみたい――。世界中の市民ランナーが憧れる 6つの大会がある。東京、ロンドン、ボストン、ベルリン、シカゴ、 そしてニューヨークシティ。他の大会と何が違うんだろう? そこを走ったときに何が見えるのだろう? 6つのレースを完走した ランナーが教えてくれた、それぞれの大会で感じた歓びとは――。 好評発売中のNumber Do『完全保存版 死ぬまでに走りたい100の大会』より 「ワールド・マラソン・メジャーズ」を全走破したランナーに話を聞いた特集を 公開します! 約7年前からほぼ毎日走っている。5年ほど続けた筋トレによりゴツくなり過ぎた体型を有酸素運動でシェイプするためと、村上春樹氏の『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで感化されたからだ。 始めて1カ月後にラスベガスでハーフマラソンを走り、以来、駅伝を含めて100近いレースに参加してきた。月によっては海外も含めて毎週

    <6大レースを駆け抜けて> ワールド・マラソン・メジャーズを走る日(南井正弘)
  • ブラジル、PK戦でチリを下し8強へ!「対極」の戦術が生んだ極上の死闘。(細江克弥)

    自らが5人目のキッカーとなったPK戦でチリとの死闘に勝利をおさめ、ネイマールは安堵の涙を流した。満場の王国の民のサポートは、激烈なプレッシャーともなりうるのだ。 サッカーの「クオリティー」なら、おそらく時代の最先端にして今大会最高。しかしそのチリをほんの僅かな差で上回ったのは、戦術に特別な新しさも革新性もないブラジルの、王国としての気骨だった。 2001年以降の対戦成績は、ブラジルの12戦10勝2分け。まさに圧倒的と言える戦績だが、指揮官ルイス・フェリペ・スコラーリはむしろ、明らかにチリを恐れていた。大会の組み合わせ抽選が行なわれた昨年12月、抽選結果を受けて彼はこう話している。 「チリが決勝トーナメントに進出しないことを願っているし、できればチリ以外の国と対戦したい。チリはとてもよく組織されており、賢さもある素晴らしいチームだ。だから、欧州のチームと対戦するほうがいい。システムと戦術が

    ブラジル、PK戦でチリを下し8強へ!「対極」の戦術が生んだ極上の死闘。(細江克弥)
  • <あのアスリートタレントが激白!> 武井壮 「ゴルフは実は一番難しいスポーツだ」(雨宮圭吾)

    十種競技で優勝経験を持つアスリートタレント・武井壮さん。 昨秋発売の雑誌Number Do『この秋、知っておきたいランのABC』の 第2特集『アスリートはゴルフに夢中』より、ゴルフをも極めようとする 武井さんのストイックなトークを動画とともに全文公開します! 最近女子プロゴルファーの間でこんな噂が広まりつつあるらしい。 「武井壮がヤバい」 十種競技の元日王者にしてスポーツ万能の肉体派タレント。史上最強の生物を目指す男はゴルフをやらせてもやはりタダモノではない。プロを目指してアメリカで4年間のゴルフ留学も経験したが、当にハマり始めたのはつい最近だという。女子プロも戦慄させる“百獣ゴルフ”の極意とはいかなるものか。 体と道具を正しく使わなければ、球は飛ばない。 僕なんてまだ下手です。みんなは「走るの速いし、ゴルフも上手い。すごいですね」って言ってくれますけど、今はパープレーとか1オーバーぐ

    <あのアスリートタレントが激白!> 武井壮 「ゴルフは実は一番難しいスポーツだ」(雨宮圭吾)
    itotto
    itotto 2014/02/05
    "武井は森の中で巨大な鹿と出くわし、命の危険を感じて決意する。「ゴルフなんて後回しだ。まずはこいつにやられない方法を見つけないと」" / 吹いたw
  • 恐ろしく密度の濃いストレート負け。ナダルにあり錦織圭に無いものとは?(秋山英宏)

    「(メジャー大会で身体に)痛いところもなく戦えたことは、昔はなかったこと。身体が強くなっているのを感じています」と試合後にコメントした錦織。 恐ろしいほど密度の濃いラリーだった。 全豪オープン4回戦、第16シードの錦織圭は、男子ツアー随一のストローカー、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)に真っ正面から打ち合いを挑んだ。 両者の前回の対戦は昨年の全仏オープン。全仏のレッドクレー(赤土)と全豪のハードコートでは、ボールの弾み方が大きく違う。ハードコートの特徴である球足の速さを生かすために、錦織は速攻を仕掛けた。一方のナダルも全豪のコートにプレーを適応させて、いつもより低い弾道の速いボールを繰り出してきた。 両者が放つボールの速さ、深さと角度、そして動きのスムーズさが尋常じゃない。思い出したのが、このロッド・レーバー・アリーナ(全豪のセンターコート)で何度も見てきたナダルとノバク・ジョコ

    恐ろしく密度の濃いストレート負け。ナダルにあり錦織圭に無いものとは?(秋山英宏)
  • “世界一”速い16歳。~100m10秒19、桐生祥秀の将来性~(小川勝)

    10月5日の岐阜国体、10秒21のユース年代世界最高記録を表示する掲示板の前でポーズをとる桐生祥秀。その1カ月後、「エコパ・トラック・ゲームス」では、自身が持つ世界最高記録を更新する10秒19を出し、陸上関係者の度肝を抜いた。 岐阜国体の陸上競技、少年男子Aの100m決勝で、高校2年の桐生祥秀(洛南高)が、10秒21のジュニア日新記録を出して優勝した。これは10月5日のことだったが、それほど大きく報道されなかった。 さらにその1カ月後、11月3日に静岡県のエコパ・スタジアムで行われた「エコパ・トラック・ゲームス」で、今度は10秒19を出した。この秋だけで、2度のジュニア日記録更新である。日の陸上界に旋風を巻き起こしている。それでも、テレビや新聞ではあまり大きく扱われていない。 これはジュニア日記録という点を強調すると、それほど重要なニュースには思えないかも知れない。だが、年齢別の世

    “世界一”速い16歳。~100m10秒19、桐生祥秀の将来性~(小川勝)
  • 「アツいぜ!チケット」返金続出で考えさせられた“ファンのあり方”。(鷲田康)

    「最高のプレーをしても『金を返せ』と言われるんじゃ選手のモチベーションが下がるだけだよ」と語った中畑清監督。ただし、この企画のネタでスポーツ新聞の一面を飾るなど、宣伝効果は抜群だったという声も……。 スポーツ紙の記者になったころ、一番嫌だったのはナイターシーズンの内勤仕事だった。 ナイターをやっているときに、会社で細かいメモなどの原稿や写真のキャプションを書くのが役割だが、実はもっと大事な仕事が待っていたのである。 それは巨人が負けたときの苦情電話の処理係だった。 会社に入った当時は、まだ各部署がダイヤルインではなかった。代表番号(これが新聞には必ず載っているから始末が悪い!)にかかってくる電話を、交換台のお姉さまたちがつないでくれるシステムだった。ナイターで巨人が負けたときにはデスクの脇のいくつかの電話が“苦情専用”となって、試合終了直後からひッきりなしに鳴り響くのである。 「読者からで

    「アツいぜ!チケット」返金続出で考えさせられた“ファンのあり方”。(鷲田康)
    itotto
    itotto 2012/05/14
    これに限らずいわゆる返金系のイベントは好きじゃない
  • まず30km走ってから飲み会って……。砂漠ランナー新年会のべら棒な面々。(松山貴史)

    お台場海浜公園を異様な集団が走り抜ける……わずかな時間だったとはいえ、砂浜で走れたことは大きな収穫に。通常のマラソンとはまったく別次元のランニング体験! この新年会の趣旨は、世界各地で行われている砂漠レース出場者、予定者、砂漠ラン愛好者が集まり、情報交換や交流を行うという会合である。午前中に約30km走り、夕方から赤坂で飲み会という一般人には少し抵抗感のある内容だ。 永田町の「adidas RUNBASE」集合だったが、少し早めに行ってみると案外人が多かったので、どの集団が砂漠ランナーか分からないんじゃないかと不安だった。しかしそんな不安も杞憂に終わる。明らかに「普通」じゃないランナー達がそこにいたからである。 皇居をランニングする人達は、あんなゴツいザックなんか背負わない。 みなさん普通のランニングではつまらないし、練習にならないとの事で、負荷をかけるために番と同じように荷物を背負って

    まず30km走ってから飲み会って……。砂漠ランナー新年会のべら棒な面々。(松山貴史)
    itotto
    itotto 2011/02/18
    すげーー。南極走りたい!
  • プルシェンコの連覇を妨害した!?米国人ジャッジ、疑惑のEメール。~五輪でのロビー活動の真実~(1/4) [フィギュアスケート特報] - フィギュアコラム - Number Web - ナンバー

    プルシェンコの連覇を妨害した!? 米国人ジャッジ、疑惑のEメール。 ~五輪でのロビー活動の真実~ 田村明子 = 文 text by Akiko Tamura photograph by Takuya Sugiyama/JMPA フィギュアスケート男子で4回転無しの王者が誕生し、4回転を跳んだエフゲニー・プルシェンコが結局2位。この1位、2位の結果をめぐって、五輪開催地のバンクーバーだけでなく世界中のフィギュア関係者の間で論争がおこっている。 だが実はこの問題、単に「4回転ジャンプの評価が正当かどうか」という技術的な問題だけではなかった。 日ではほとんど報道されていないが、プルシェンコに対する北米フィギュア関係者によるロビー活動が事前に進行していたのである。日では単に「プルシェンコが負け惜しみを言っている」もしくは「4回転ジャンプは最近の採点方法だと不利だった」という報道が