VNCをinetdで起動 時々VNCを使うだけであれば、以上の設定で十分ではないかと思う。しかし、幾つかの欠点もある。まず、VNC使用時は、先にtelnetなどでLinuxに接続してからVNCサーバを起動、VNCを使い終わったら再びtelnetなどでVNCサーバを停止させる必要がある(個人環境であればVNCサーバを起動させたままでもよいかもしれないが)。また、セキュリティ的に脆弱であることも気になる。一応暗号化されているとはいえ、パスワード以外にアクセスを制限する手段がないのである。 そこで思い起こされるのがinetdの存在だ。inetdはクライアントからのリクエストに応じて必要なサーバを起動させるもので、常駐させておく必要のないサーバ類(telnetなど)はinetd経由になっている。また、inetdを使えばTCP Wrapper(tcpd)で経路によるアクセス制御を行うこともできる。V