ブックマーク / apeman.hatenablog.com (4)

  • 「合法/不法」論を超えて - Apeman’s diary

    先日言及した西日新聞の記事には「戦争中の不法殺害(虐殺)の定義には諸説あり」という一節があって、「虐殺=不法殺害」(ないし「虐殺⊆不法殺害」)ということが前提とされている。南京事件を巡る議論の原点に東京裁判があることを考えると「合法か不法か」が焦点の一つとなることはやむを得ない側面があるとは思うのだが、他方で私たちが東京大空襲や広島・長崎への原爆投下を考える際にその不法性を(法廷なり歴史学の土俵なりで通用する水準で)精緻に考えているだろうか? という疑問も浮かぶ。東京大空襲や原爆投下は“犯罪”として裁かれることがなかったが、私たちが犠牲者中の軍人・軍属の人数や軍需工場勤務者の人数をまるで意に介さずにいられるのは、ある意味でこれらの爆撃が裁かれずに終わったからではないのか? 東京大空襲が「不法」な戦争犯罪であることをきちんと論証する準備のある日人はどれくらいいるだろうか? 「無差別爆撃」

    「合法/不法」論を超えて - Apeman’s diary
    itumadetabeteru
    itumadetabeteru 2011/01/14
    「東京大空襲が「不法」な戦争犯罪であることをきちんと論証する準備のある日本人はどれくらいいるだろうか?」「自国の軍隊の行為を弁護する論法は他国の軍隊の行為を免罪するために使えてしまう」
  • 第6師団下士官の手帳、発掘 - Apeman’s diary

    コメント欄でkiriko_mさんからNHKのローカルニュースで報じられたことをご教示いただきましたが、西日新聞でも報じられておりました。 西日新聞 2010年12月8日 「南京事件の従軍手帳入手 熊大教授ら」(魚拓) 1937年の日中戦争で旧日軍が関わった「南京事件」で、熊近代史研究会(会長=小松裕・熊大教授)は7日「中国人捕虜300人、全員を殺した」と解釈できる書き付けがある熊県出身兵の従軍手帳を入手した、と発表した。 (中略) 手帳には、南京が陥落した37年12月13日に戦闘に参加したとの記載があり、翌14日の箇所に「約三百捕領ス 全部殺ス」と書かれていた。会は「前日の戦闘での捕虜300人を第6連隊が受け取り、翌日全員殺害したと考えられ、国際法上、不法な『虐殺』とみなせる」と話した。 南京事件の犠牲者数や、戦争中の不法殺害(虐殺)の定義には諸説あり、立命館大の北村稔教授(

    第6師団下士官の手帳、発掘 - Apeman’s diary
    itumadetabeteru
    itumadetabeteru 2011/01/14
    「中国人捕虜300人、全員を殺した」と解釈できる書き付けがある熊本県出身兵の従軍手帳
  • Apes! Not Monkeys! - 慰安婦・慰安所に関してオンラインで閲覧できる一次史料(追記あり)

    再追記あり。再追記部分は太字。その後、オンラインで閲覧できる資料がさらにあることをご教示いただきました。こちらをご覧ください。 コメント欄が制限字数に到達しましたので新規の投稿ができなくなっております。 アジア歴史史料センターで公開されている資料を「慰安婦 or 慰安所」で検索すると計15点がヒット。このうち関連するものは(ざっとみた限り)次の通り(「@」は判読不能部分)。 「支那渡航婦女に関する件」 内務大臣決裁書類・昭和13年(下) レファレンスコード:A05032044800 支那渡航婦女ニ関スル件伺日南支派遣軍古荘部隊参謀陸軍航空兵少佐久門有文及陸軍省徴募課長ヨリ南支派遣軍ノ慰安所設置ノ為必要ニ付醜業ヲ目的トスル婦女約四百名ヲ渡航セシムル様配意アリタシトノ申出アリタルニ付テハ、年二月二十三日内務省発警第五号通牒ノ趣旨ニ依リ之ヲ取扱フコトトシ、左記ヲ各地方@ニ通牒シ密ニ適当ナル引

    Apes! Not Monkeys! - 慰安婦・慰安所に関してオンラインで閲覧できる一次史料(追記あり)
    itumadetabeteru
    itumadetabeteru 2010/08/31
    業者が自発的に「営業したい」と申し出て軍がそれを許可したのではなく、軍のイニシアティヴでつくられた/「文部省食堂」論/コメント欄「自衛隊駐屯地内ソープランド」論/コメント欄、資料について
  • 宮台真司、河野談話と南京事件について語る(追記あり) - Apeman’s diary

    前々からPodcastの購読リストにはいれていたものの、あんまり聴いてなかった宮台真司のラジオ番組『週刊ミヤダイ』(http://www.tbsradio.jp/miyadai/)。3月2日放送分で従軍慰安婦問題(河野談話)や南京大虐殺について語っていると複数の方からご教示いただいたので聴きました。小室直樹の弟子を自称していて、ロッキード事件陰謀論に与するようなことを発言していたことから判断すると、予測可能な範囲に収まる発言でした。 発言のベースにある基的なスタンスは 事実に基づかない批判に対してはなんとしてでも反論しなければ、スティグマとして貼りついてしまう 旧軍の戦争犯罪をめぐる議論はとかく「ゼロか100か」になりやすい。そうじゃない議論をするための知恵が(双方に)足りず、日側の反論は「ゼロ」と主張しているように思われてしまう の二つだ、とみました。これは「反論するにしても、旧軍や

    宮台真司、河野談話と南京事件について語る(追記あり) - Apeman’s diary
    itumadetabeteru
    itumadetabeteru 2010/08/31
    秦郁彦説よりも少ない推定にコミットしている(板倉由明説?)/戦時国際法を全て遵守しなくてもよい、という決定は軍中央レベルで行なわれた/狭義の南京市は100万都市、広義の南京市(南京特別市)の人口は200万
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