琉球と袋中上人展が開幕 県立博物館・美術館 Tweet 袋中上人と尚寧王ゆかりの品々が並んだ企画展=那覇市の県立博物館・美術館 [画像を拡大] 社会 2012年1月25日 19時00分(1時間22分前に更新) 17世紀に琉球に滞在した現在の福島県いわき市出身の袋中(たいちゅう)上人(しょうにん)へ、琉球王国の尚寧王が贈った文物などを集めた企画展「琉球と袋中上人」が25日、県立博物館・美術館で始まった。中国・明から琉球に輸入されたとみられる黒漆塗人物飾棚や、尚寧が自ら筆を執った「袋中上人像」など、京都の檀王法林寺などが所有する約50点が並んでいる。2月19日まで。 袋中上人は浄土宗の僧侶で、琉球にエイサーの起源といわれる念仏踊りを伝えたとされる。企画展期間中の2月5日には、平敷屋エイサー保存会がエイサーを実演するほか、11日は神戸女子大学の知名定寛教授を招いた特別文化講座を開く。