平成24年度東京大学附属図書館特別展示 「鴎外の書斎から-生誕150年記念 森鴎外旧蔵書展-」の開催について 東京大学附属図書館では、毎年、全学で所蔵する貴重な資料を学内外の皆様にご覧いただくため特別展示を行っています。森鴎外の生誕150周年に当たる今年度は、総合図書館で所蔵している鴎外の旧蔵書、鴎外文庫から厳選した資料を展示します。 鴎外文庫は、総合図書館が関東大震災で殆どの資料を焼失した後に森鴎外の遺族から寄贈されたコレクションで、千冊を超える武鑑(大名や旗本の姓名・出自・職務・石高等を掲載した名鑑)や江戸古地図をはじめ、和・漢・洋の幅広い分野にわたり、総計は19,000冊に上ります。 今回は、「若き鴎外」「家族と友人」「知識の沃野」「作品の原点」の4つのコーナーを用意し、鴎外が読書をしながら書入れをした蔵書や自筆本のほか、蔵書の裏貼りに用いられた母親への手紙など、貴重な資料約7